令和3年11月
国税庁

 「補助金等の交付により造成した基金等に関する基準」(平成18年8月15日閣議決定。以下「基金基準」という。)及び「補助金等の交付により造成した基金の見直し等について」(平成20年12月24日行政改革推進本部決定)に基づき、日本酒造組合中央会が運用している基金に関する基金基準等に規定された事項を公表します。

 内容については下記のとおりです。

【信用保証基金】

1. 基金の概要(令和2年度)
基金の名称 信用保証基金
法人名 日本酒造組合中央会
基金額
(国庫補助金等相当額)
3,201百万円(2,134百万円)(令和2年度末)
基金事業の概要 清酒製造業者等が清酒の製造資金を金融機関から借り入れる際の債務保証
2. 見直し結果(令和2年度)
項目 講ずる措置
実施した見直しの概要
(行政改革推進会議における基金の再点検による措置内容等(※1))
  • 平成30年度から酒類の譲渡担保設定契約の締結及び動産譲渡登記を締結した。
  • 今後とも基金基準に適合するよう指導監督を実施する。
基金事業を終了する時期
  • 清酒製造業等の安定に関する特別措置法第3条第1項第1号に規定されている事業であり、事業を終了する時期について法律に定めがなく、清酒製造業の経営基盤の安定及び酒税の確保を図る目的で事業を継続していく必要があるため、当該事業については終期を設定しない。
次回の見直し時期
  • 次回見直しは令和5年度までに実施する。
基金事業の目標
  • 平成23年度における求償権累積回収率(29%)を維持させる。
  目標達成度の評価
  • 平成30年度以降の求償権累積回収率は29%を維持しており、目標を達成している。
基金の保有割合
  • 算出した保有割合は、0.93であった。算出に用いた方式及び数値については、以下のとおりである。
  基金の保有割合の算出 (算出に用いた方式)
  保有割合=(基金運用収入+その他収入−管理費)÷代位弁済額=0.93
(算出に用いた数値)
  基金運用収入:令和2年度運用収入見込額:12百万円
  その他収入(保証料):令和2年度見込額:230百万円
  管理費:令和2年度見込額:41百万円
  代位弁済額:令和2年度見込額:215百万円
使用見込みの低い基金等の取扱いの検討結果
(※2)
使用見込みの低い基金等の該当の有無
その他 令和3年2月に策定した「信用保証事業に関する中期間事業健全化計画」に基づき、健全な信用保証事業の実施に取り組む。

(※1)「秋のレビュー」の指摘への対応と基金の再点検について(平成26年11月28日行政改革推進会議)

(※2)「補助金等の交付により造成した基金等に関する基準(平成18年8月15日閣議決定)」の3(4)エに基づき検討した結果は、「使用見込の低い基金等の取扱の検討結果」欄に記載する。