ビスフェノールA(BPA)とは、一部の食品用の容器等(エポキシ樹脂やポリカーボネートと呼ばれるプラスチック製のもの、容器内コーティングを含む)の原料に使用されている化学物質です。
 BPAが体内に入った場合、環境ホルモンとして働くことが確認されていることから、日本においては、ポリカーボネート製の容器・包装について、BPAに関する規格が定められています。
 BPAの概要については以下のリンクをご覧ください。

(関連リンク)
・ 消費者庁(ビスフェノールAについてのQ&A)

BPAについては、EU及びアメリカ(カリフォルニア州)において、規制が確認されています。
 酒類を輸出する場合は、輸出先のBPAの規制を確認し、BPAフリーの容器やキャップを使用するといった対応が必要になります。

  • (諸外国の規制状況例)
  • ・ EU
  • 概要: BPAを含み、食品との直接接触が意図されているあらゆる梱包、コンテナ又は調理器具の製造、輸入、輸出、販売を禁止する。
  • 経過措置(※):
  • ・ BPAが含まれる容器を使用した製品の上市:2026年7月20日まで
    (リサイクルによる上記容器の流通:2029年1月20日まで)
  • ・ BPAが含まれる調理器具等が使用された製品の上市:2028年1月20日まで
    (※)EU加盟国のうち、フランスにおいては2015年1月より規制発動済み
  • ・ アメリカ(カリフォルニア州)
  • 概要: BPAを含む商品を提供する場合は、「明確かつ合理的な警告」を表示しなければならない。

(関連リンク)
・ 輸出支援の取組