出題のポイント

〔第一問〕

 酒税法においては、酒類製造者等に対して各種の義務規定が定められているほか、酒類の製造免許を受けた者を指す酒類製造者と、酒類を製造したすべての者を指す酒類の製造者が明確に区別されている。
 本問は、1酒類製造者が酒類を製造するに当たり課されている義務、2酒類製造者と酒類の製造者を区別している趣旨、3酒類の製造者に酒税が課される場合の具体的な取扱いについて、理解を問うものである。

〔第二問〕

 酒税法の総合的な理解を問うため、製造場から移出した酒類について、酒類の品目及びその判定理由並びにその酒類の課税標準数量に対する酒税額、控除を受けようとする酒税額、納付すべき酒税額までの算出を求める問題である。
 主なポイントは次のとおりである。

  1. (1) 原料、製法等による酒類の分類を理解しているか。
  2. (2) 各品目の税率の計算方法を理解しているか。
  3. (3) 租税特別措置法に定める酒税の税率の特例の規定を理解しているか。
  4. (4) 戻入控除等の適用要件及び控除額の計算方法を理解しているか。