出題のポイント

〔第一問〕

 酒税法では、酒類製造者又は酒類販売業者が行う一定の事項について税務署長等の承認を受けなければならない義務を規定している。
 本問は、(1)承認を受けなければならない義務を課している趣旨、(2)酒税法第50条(承認を受ける義務)に掲げる場合以外で承認義務が課されているもの、(3)前記(2)に係る行為等について酒類製造者が承認を受けないで行った場合の効果について、その理解を問うものである。

〔第二問〕

 酒税法の総合的な理解を問うため、製造場から移出した酒類について、酒類の品目及びその判定理由並びにその酒類の課税標準数量に対する酒税額、控除を受けようとする酒税額、納付すべき酒税額までの算出を求める問題である。
 主なポイントは次のとおりである。

  1. 1 原料、製法等による酒類の分類を理解しているか。
  2. 2 各品目の税率の計算方法を理解しているか。
  3. 3 租税特別措置法に定める酒税の税率の特例の規定を理解しているか。
  4. 4 戻入控除等の適用要件及び控除額の計算方法を理解しているか。