給与所得 第一表ア1

所得の概要

俸給、給料、賃金、賞与、歳費やこれらの性質を有する給与に係る所得

※給与所得者が各年において特定支出(1通勤費、2転居費(転任に伴うもの)、3研修費、4資格取得費(人の資格を取得するための費用)、5帰宅旅費(単身赴任を伴うもの)及び6勤務必要経費をいいます。)をした場合において、その年中の特定支出の額の合計額が一定額を超えるときは、特定支出控除の適用を受けることができます。
参照:『給与所得者の特定支出控除について

計算欄

給与等の収入金額(税込み)

(合計)

A
Aの金額 給与所得の金額  
650,999 0 C
651,000円〜1,618,999

A − 650,000円

1,619,000円〜1,619,999

969,000

1,620,000円〜1,621,999

970,000

1,622,000円〜1,623,999

972,000

1,624,000円〜1,627,999

974,000

1,628,000円〜1,799,999

A ÷ 4

(千円未満の端数切捨て)

,000

B

B × 2.4

1,800,000円〜3,599,999

A ÷ 4

(千円未満の端数切捨て)

,000

B × 2.8 − 180,000円

3,600,000円〜6,599,999

A ÷ 4

(千円未満の端数切捨て)

,000

B × 3.2 − 540,000円

6,600,000円〜9,999,999

A × 0.9 − 1,200,000円

10,000,000円〜11,999,999

A × 0.95 − 1,700,000円

12,000,000円〜

A − 2,300,000円

申告書の書き方

第一表

第一表 給与の記入例の図

ア ・・・ 計算欄Aの金額を転記します。

1 ・・・ 計算欄Cの金額を転記します。

  • ※1 給与等の収入金額が年末調整を受けたもののみである場合、「給与所得の源泉徴収票」から次の金額を転記します。
    ア ・・・ 「支払金額」
    1 ・・・ 「給与所得控除後の金額」
  • ※2 「区分」は、給与所得者の特定支出控除を受ける場合のみ記入します。
    参照:『給与所得者の特定支出に関する明細書

第ニ表
第二表 所得の内訳の記入例の図

上記の欄に該当事項を記入します。

設例

給与等の収入金額A1,752,000yajirushiア

※ 給与等を2か所以上から受けている場合には、給与等の収入金額の合計額を計算欄Aに記入し、給与所得の金額を計算します。

1A1,752,000円 ÷ 4 = 438,000円→B438,000円(千円未満の端数切捨て)

2B438,000円 × 2.4 = C1,051,200

給与所得の金額は、1,051,200円です。yajirushi1