19.江戸川税務署(東京都)の庁舎新築

昭和23(1948)年

 江戸川税務署(東京都)は、昭和22(1947)年7月に亀戸税務署を分割して新設されました。亀戸税務署の庁舎は、昭和22年度限りで返還しなければならず、前年度から庁舎建設の検討がなされていました。これが、江戸川税務署に引き継がれます。
 当時の財政事情では国有庁舎の建設は難しかったため、東京財務局に打診のうえ、民間の篤志家による庁舎建設計画がスタートしました。増加所得調査委員会で新庁舎建設が発議され、同委員を中心に新庁舎建設協賛会が発足します。そして、建築資材の高騰や9月のカスリーン台風の被害など、様々な困難を乗り越え、昭和23(1948)年2月に新庁舎が落成しました。


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江戸川税務署落成記念
(岸田 祐二 氏 寄贈)

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昭和23(1948)年
江戸川税務署庁舎
(岸田 祐二 氏 寄贈)

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江戸川税務署新庁舎建設
協賛会会員
(岸田 祐二 氏 寄贈)

 江戸川税務署新庁舎建設協賛会が作成した、庁舎落成の記念誌です。新庁舎や役員一同の記念写真、会員名簿などが一枚ずつ貼られています。


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庁舎建設経過(翻刻)
(江戸川北税務署 移管)

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税務署庁舎建築日誌(本文)
(江戸川北税務署 移管)

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税務署庁舎建築日誌(表紙)
(江戸川北税務署 移管)

 昭和22年2月の庁舎建設に関する最初の懇談から、昭和23年2月の落成式まで、約1年間にわたる新庁舎建築の経過を記録した江戸川税務署の日誌です。