18.王子税務署(東京都)の庁舎新築

昭和14(1939)年

 王子税務署(東京都)は、昭和12(1937)年7月に新設され、王子区役所の旧庁舎(元・王子町役場)に開設されました。ただ、この庁舎は狭隘で老朽化も進んでおり、新庁舎建設は喫緊の課題でした。しかし、日中戦争下での庁舎新築は難しく、所得調査委員から民間での庁舎建設が提案されました。
 新庁舎は、管内の諸工場で構成する王子工場協会や社会事業団体である王子報徳会の尽力により、昭和14年2月に落成します。両団体には、警察署の寄宿舎建設などの実績があり、新庁舎の管理は建設費用の寄付者を会員とする王子報公会が行いました。
 その後、庁舎は国により買い上げられました。


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昭和30(1955)年の王子署庁舎
(東京国税局 移管)

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王子署長による開庁式式辞(本文2)
(王子税務署 移管)

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王子署長による開庁式式辞(本文1)
(王子税務署 移管)

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王子署長による開庁式式辞(表紙)
(王子税務署 移管)

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王子公報会規約
(王子税務署 移管)

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庁舎建築経過2
(王子税務署 移管)

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庁舎建築経過1
(王子税務署 移管)