3.収税署の郡役所からの分離

明治28(1895)年
仙台国税局 移管

 大河原収税署など5収税署を民間の建物に移転させる旨についての、宮城県知事から大蔵大臣宛の報告案です。明治22(1889)年の府県収税部出張所の設置以降、独立庁舎への移転が徐々に行なわれていましたが、なかなか進みませんでした。
 この年、大蔵省主税局は、収税署用の適当な官有地や庁舎建築費用の調査を指示しています。庁舎移転費用は府県徴税費から捻出されますが、主税局としても庁舎の分離を進めようとしていることがわかります。


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