1は、明治42(1909)年3月の新築庁舎落成の記念絵はがきで、下山手通8丁目に建設されました。しかし、翌年の2月に下山手通6丁目に移転しています。その住所は、神戸税務監督局と同一の場所です。
2と3は同じ庁舎ですが、これが明治43(1910)年に神戸署が移転した神戸税務監督局の庁舎ではないかと推定しています。ただ、租税史料室には神戸税務監督局庁舎のデータがありませんので、なお調査が必要です。
神戸局は大正2(1913)年6月に大阪局に統合されます。神戸署は、その後も同じ庁舎を使用し、大正8(1919)年の仮庁舎を経て、大正9(1920)年に新庁舎に移転しているようです。