3枚とも、八幡署の名所絵はがきです。庁舎の沿革をみると、八幡署は明治33(1900)年、大正5(1916)年、同6(1917)年と3回移転し、昭和16(1941)年には近江八幡税務署と改称されます。
絵はがきの様式をみると、3枚とも明治40(1907)年から大正7(1918)年までの作成と推定されます。1と2は同じ庁舎で、2が手彩色になっています。3は、これとは異なる庁舎です。
大正5年は短期間の仮庁舎と考えられますので、1と2が明治33年12月に移転した庁舎で、3は大正6年3月に移転した庁舎と考えられます。