地図からたどる絵はがきのコーナー

郡上税務署(岐阜県)


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 郡上署の名所絵はがきです。郡上署は、明治42(1909)年に八幡署から郡上署に改称されます。この絵はがきは、様式から明治40(1907)年から大正7(1918)年の作成と推定されます。
 庁舎の沿革をみると、明治42年、大正3(1914)年、大正8(1919)年(6月と8月)、大正9(1920)年と頻繁に移転しています。大正期に税務署庁舎として使用される区裁判所をみると、八幡区裁判所は大正2(1913)年に廃止となり、同8年に復活しています。なお調査が必要ですが、区裁判所を庁舎としていたと考えると、頻繁な移転は理解できます。このことから、この庁舎は大正9(1920)年6月に移転した新庁舎と考えられます。