(富岡)名所の1枚です。明治41(1908)年10月の東宮殿下(後の大正天皇)の東北行幸記念スタンプが押してあります。
表面の様式から、明治40(1907)年から大正7(1918)年の作成と推定されます。既成の名所絵はがきに記念スタンプを押したのか、行幸を記念して新たに作成されたのかは判別できません。
富岡署は、明治42(1909)年に双葉署と改称され、同45(1912)年には郡内有志の決議により新築された新庁舎に移転します。この庁舎は、明治35(1902)年から同45年まで使用された民有の庁舎です。