国税庁経験者採用試験(国税調査官級)の受験を考えている皆さんへ、過去に採用された先輩からのメッセージを掲載していますので、参考にしてください。

前職での知識や経験を活かせていること

  • 転職前は、証券や保険商品、不動産といった資産を扱う仕事に従事していたので、調査事務の中で金融機関や不動産業者などと関わる際には、前職で培った知識や経験を活かして、必要な情報を的確・迅速に把握することができています。
  • (令和2年採用・男性)

  • 前職が営業(金融関係)だったこともあり、納税者との折衝する際の対話力等を活かすことができています。また、決算資料等の中身が分かるなど、前職の知識を活かしながら、業務を行うことができています。
  • (令和元年採用・男性)

  • 現在国税局で国際担当の業務に従事していますが、前職において海外勤務や留学生と接する職に就いていた経験から、外国人との折衝などの業務にスムーズに対応することができています。
  • (令和2年採用・女性)

ワークライフバランスや職場の雰囲気など

  • 国税の職場の魅力は、男女差がないこと、多種多様な職務があり、適性にあった仕事があるところだと思います。また、国税の職場は、雇用及び給与面で安定していると思います。
  • (平成24年採用・女性)

  • 想像していたイメージとは違って、国税の職場は繁忙期以外の残業がほとんどなく、休暇等も取得しやすいホワイトな職場でした。
  • (平成29年採用・女性)

  • 職場全体のワークライフバランスへの意識がとても高く、家庭の事情や休暇の取得状況について上司は気を遣ってくれます。前職では、年次休暇の平均取得日数は5日程度でしたが、今の職場ではおおよそ15日程度です。
  • (令和元年採用・男性)

  • 国税の職場は、相談しやすい上司や同僚に恵まれており、風通しがよく、働きやすい雰囲気です。また、子供の保育園への送り迎えについても、上司や同僚が配慮してくれますので、業務に影響をきたすことなく仕事と育児の両立が図れています。
  • (令和3年採用・女性)

採用されてからのサポートや研修など

  • 採用後すぐにある3か月間の社会人基礎研修では、様々な税法や会計の基礎的な知識を学ぶことができますし、研修終了後、税務署に配属された後も様々なフォローアップがあり、税法や会計の知識がない方も安心して働ける職場です。
  • (令和2年採用・男性)

  • 最初に配属された税務署において、業務内容や仕事で使う言葉が特殊であり、初めの頃はなかなか馴染めないところもありましたが、上司や同僚に質問や相談がしやすい環境であり、OJT等で調査に同行してもらい調査の要領等も指導していただいた結果、1年が過ぎることには概ね一通りの業務ができるようになりました。
  • (令和元年採用・男性)

  • 「税のスペシャリスト」ということで、税法や会計の知識がない方にはハードルが高いように思われるかもしれませんが、研修制度がしっかりしており、自分の能力や希望に応じて、着実にステップアップすることができる職場です。様々な経験を活かせる職場でもありますので、興味をもった方は、ぜひ、チャレンジしてください。
  • (平成22年採用・女性)

試験勉強について

  • 過去の試験内容及び配点等を確認したところ、経験者採用試験においては、業務経験に係る論文及び面接重視であったことから、基礎試験については市販の書籍に目を通し、論文及び面接試験については、これまでの業務経験と国税でやりたいことを整理して論文及び面接に備えていました。
  • (令和元年採用・男性)

  • 試験勉強は、第1次試験の1ヶ月ほど前から始めました。勉強時間は1日1時間程度でした。30歳を超えて公務員への転職を希望される方には大きなチャンスだと思います。
  • (平成28年採用・男性)

  • 説明会で聞いた試験の概要を参考にして、基礎能力試験(多肢選択式)は科目を絞って(数的処理)集中的に対策をしました。平日は1時間ぐらいで、土日に集中して勉強しました。
  • (平成30年採用・男性)

【参考】試験勉強に関するアンケート結果(対象:令和3年4月採用者)

項目 回答 割合
勉強開始時期
(第1次試験日を基準として)
3か月以内 72.5%
半年前 15.5%
1年前 7.5%
2年前 2.5%
2年以上前 2%
1日平均勉強時間 2時間未満 80.0%
2〜4時間未満 16.0%
4〜6時間未満 3.5%
6時間超 0.5%