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- 100年前に納税者が最も多かった税は?
【答え】
1 地 租
【解説】
昭和元(1926)年(=大正15年)当時、日本の総人口は約6,000万人でした。その年の『主税局統計年報書』によれば、地租の納税者は約1,014万人、第三種所得税の納税者は110万人、相続税の納税者は6万人、営業税の納税者は107万人でした。つまり、地租の納税者が最多でした。地租の納税者は、当時の人口の約6分の1に相当し、他の税目と比べて圧倒的に多い状態にありました。
ところで、昭和元年は、大きな税制改正が実施された年でした。地租に関しては、土地賃貸価格調査法の制定によって、課税標準を土地の賃貸価格に改める方針が示されました。そこで、同年から翌年にかけて全国的な調査が行われました。その結果、昭和6(1931)年に地租の課税標準は変更されました。
また、昭和元年には、地租の免税点が新設されました。新たな免税点は、納税者と同居家族分を合わせた田畑地価の合計が200円未満と設定されました。免税点の適用を受ける場合は、田畑所在の市町村長を経由して、税務署長に申請する必要がありました。
なお、免税点の対象地は、大地主を対象外とするため、納税者が住む市町村とその隣接地域に限定されました。これは、小規模農家の負担を軽減する目的があったためでした。
(2026年8月 研究調査員 吉川 紗里矢)