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- 江戸幕府の酒運上
【答え】
4 酒の販売価格
【解説】
酒税の歴史は中世まで遡ることができ、様々な基準で課税されました。室町幕府は、応安4(1371)年に酒壺一つ当たり200文ずつ、酒造業者から徴収しました。明徳4(1393)年には、恒久的な酒税として酒屋役が定められました。
江戸時代では、元禄10(1697)年の酒運上が全国的な酒税です。ここで、酒造業者は「酒の販売価格」を相場の5割増しで売り、その5割分を酒運上として納めることが命じられました。その納期は、江戸では3月・5月・7月・12月の4期に設定されました。また、役人が販売価格を改め、酒造業者が偽の価格を報告しないように注意しました。
酒運上は、宝永6(1709)年に廃止されました。酒運上による税収は年間6,000両(幕府収入の1%未満)であったと言われています。再び全国的な酒税が設けられたのは、明治時代のことになります。
(2024年12月 研究調査員 吉川 紗里矢)