東京国税局では、令和8年酒類鑑評会を開催し、出品された清酒及び本格焼酎について、審査を行いました。
全体の出品状況は、清酒吟醸部門に17点、清酒純米吟醸部門に28点、清酒燗酒部門に22点、清酒純米燗酒部門に28点及び本格焼酎部門に19点の出品がありました。
審査は部門別に、酒類の品質評価に十分な経験及び能力を有するとともに、製造方法や貯蔵・熟成に関する知識を有する審査員により、採点法並びに特性及び欠点の指摘によって、味、香り及び香味の調和を慎重かつ厳正に評価しました。
その結果、清酒吟醸部門6場、清酒純米吟醸部門10場、清酒燗酒部門8場、清酒純米燗酒部門11場及び本格焼酎部門3場を優等賞受賞製造場として選定しました。そのうち、各部門で最上位であった製造場を「最優等賞」としました。
登熟期の高温の影響で原料米が硬く溶けにくいことに加え、価格高騰などにより原料米が希望通り入手できないとの声を多く聞きました。このような様々な困難があったものの、製造責任者をはじめとする現場の方々の卓越した技術により、良質の清酒が数多く出品されておりました。
清酒吟醸部門は、落ち着いた吟醸香を有しつつ、上品な甘みですっきりとしたキレある酒質のものが多く出品されていました。
清酒純米吟醸部門は、バラエティに富んでおり、従来の吟醸香とは異なる柑橘などを感じさせる香りのお酒も出品されていました。味についても、すっきりしたものから純米らしい米の旨味が感じられるものまで、各蔵の個性が発揮された多様な酒質のお酒が出品されておりました。
清酒燗酒部門は、穏やかな香りを有し、なめらかで旨味がありつつも辛口で切れが良く、料理と調和する、食中酒として良好なものが多く出品されておりました。
清酒純米燗酒部門は、重厚な香味の熟成酒と思われるものから軽快な味で吟醸香のするものまで、幅広い酒質のものが出品されておりました。
本格焼酎部門では、原料や蒸留方法などのバラエティが豊かでした。欠点となるような香りが少なく、米、麦、甘しょ、酒粕といった原料の特性や減圧、常圧といった蒸留方法の特徴がしっかりと反映されたものが多く出品されていました。