身近な税 消費税

北杜市立須玉中学校 2年 水上 岳哉

私は今、山梨県北杜市に住んでいる。北杜市はミネラル豊富な天然水の産地として知られている。特に南アルプスの麓に位置する白州町は、日本名水百選にも選ばれた「白州の水」で有名である。その白州町白須にある道駅白州では、湧水を無料で持ち帰ることができる。
 ところが、市内のスーパーで同じ南アルプス天然水のミネラルウォーターを買おうとすると、軽減税率適用され、10%ではなく8%が適用されることを知った。一方で、北杜市の税収について知れば知るほど、新たな疑問も出てきた。それは、水道料金にも消費税が掛けられていることだ。水道料金は、公共料金であるのに、なぜ消費税分が課税されているのか。さらに調べてみると、水道は自治体が事業として行っている為、消費税対象となり、民間事業者や企業と同様に、消費税及び地方税を申告納税していると知った。
 道の駅で汲んだ水は無料。北杜市の水道水は10%の消費税加算。スーパーで購入したミネラルウォーターは、軽減税率対象で8%。このように、同じ水でも税の掛かり方がいろいろとあり、感覚として不思議な感じがした。
 その水に対して、さらに山梨県では過去追加課税を検討していたということを、調べていくうちに知った。それは「ミネラルウォーターに関する税」というらしい。それを知った時、「本当にその税必要なのか?」と疑問を持った。
 人の生活に必要な水だけに、その税金の使われ方にもっと具体的な議論や理解が必要だと感じる。例えば、今回知ったミネラルウォーター税の使われ方として、水源かん養機能の施策に当てることを目的としているそうだが、もっと具体的に、地球環境保全・地域の環境保全全体に対する活動に税金を使うべきだと思う。例えば、増えすぎた太陽光パネルの撤去や、それに代わり植林を推進する事業に税を割り当てる。さらに太陽光パネルがこれ以上導入されないよう、設置を認める場合には、水源かん養対策として太陽光パネル設置面積の二倍以上の植林を行うことを義務付けるなど、百年後も自然の河川の水が、そのままミネラルウォーターとして採取できる今の北杜市の環境を維持・発展するように使って欲しい。
 水に関する税金は、環境だけでなく社会変化の中で、市民一人一人の水への税の使われ方に対する理解が大事だと考える。特に水道事業と水源かん養機能が本当に両立するだろうか、税制度に紐づけて考えていきたい。私は北杜市がこれからも活気に満ちた地域であり続けることが大事だと思う。だから水だけでなく、いろいろな税金について、もっと深く理解し、自分の考えを持つことを意識していきたい。