1 開催目的

平成28酒造年度に製造した清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な酒造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促し、管内酒類の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的とします。

2 開催日程及び場所

(1) 品質評価

  • 平成29年3月22日(水)〜23日(木) 札幌第2合同庁舎 鑑定官室

(2) 製造技術研究会

  • 平成29年4月10日(月) 札幌第2合同庁舎 講堂

3 出品区分

出品区分は、道産米吟醸酒の部、吟醸酒の部及び純米酒の部の3区分とします。

(1) 道産米吟醸酒の部
 清酒の製法品質表示基準に基づき大吟醸酒又は純米大吟醸酒と表示できるもののうち、北海道産米を100%使用して製造したもの

(2) 吟醸酒の部
 清酒の製法品質表示基準に基づき大吟醸酒又は純米大吟醸酒と表示できるもの(上記(1)に該当するものを除く。)

(3) 純米酒の部
 清酒の製法品質表示基準に基づき純米酒と表示できるもので、精米歩合が55%以上のもの

  • ※ 清酒の製法品質表示基準については、別紙1を参照してください。
  • ※ 平成27酒造年度における吟醸酒及び純米酒等の製造状況については、別紙2を参照してください。

4 品質評価

(1) 品質評価員
 品質評価員は、酒造技術指導機関職員、清酒製造場製造担当者(酒類の製造知識及び官能評価能力を有し、技術指導又は清酒製造等業務経験が3年以上ある者)等で鑑定官室長が評価を依頼した者及び鑑定官とします。

  • ※ 品質評価員の構成については、別紙3を参照してください。

(2) 品質評価項目及び方法
 品質評価は、それぞれの出品区分ごとに、総合評価、味尺度(採点法)及び香味特性(プロファイル法)について行います。

(3) 総合評価の基準
 品質評価員は各自の豊富な製造技術の知識及び評価経験に基づき、評価します。

  • イ 道産米吟醸酒の部及び吟醸酒の部
     吟醸酒に固有の香味及び色沢の優劣を評価します。
  • ロ 純米酒の部
     純米酒に固有の香味及び色沢の優劣を評価します。

5 賞状の授与

道産米吟醸酒の部、吟醸酒の部及び純米酒の部において総合評価を集計した結果、上位(出品者の約4割)となった出品酒を金賞受賞酒とし、金賞受賞酒の製造者に対して賞状を授与します。

6 製造技術研究会

全出品酒を並べ、出品者が互いに出品酒を評価研究するために製造技術研究会を行います。
参加対象者は清酒製造業の関係者とします(未成年者の方を除きます。)
金賞受賞酒は、瓶に金札を提げて明示します。