ブタさんのなきごえをきいて、きんじょのどうぶつたちがあつまってきました。
すこしでもはやく、びょういんにつれていかないとこどもがかわいそう。
「わしやったら、おんぶできるし、つれてったるわ。」
ちからもちのゾウさんがいいました。
さむいかぜがふくなか、ゾウさんは、なんとかびょういんまでこどもをつれていきました。
おいしゃさんにみてもらい、ブタさんのこどもは、すぐにげんきになり ました。
ぶたさんは、うれしくてゾウさんのおウチに、おれいをいいにいきました。
すると、ゾウさんは、かぜをひいてねていたのです。
ゾウさんがびょうきになってしまったのをきいて、みんなあつまってきました。
ウサギさんがいいました。
「また、だれかがびょうきやケガをしたら、どないしょう。ゾウさんばっかりたよられへんで。」