財務省第8入札等監視委員会
平成29年度第4回定例会議議事概要

開催日及び場所  平成30年6月11日(月) 名古屋国税総合庁舎4階会議室
委員 委員長 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授)
委員 崎 陽平 (宮崎陽平公認会計士税理士事務所 公認会計士)
委員 榎本 修  (ひかり弁護士法人アイリス法律事務所 弁護士)
審議対象期間 平成30年1月1日から平成30年3月31日まで
契約の現状の説明 審議対象期間に係る契約一覧表について
抽出案件 3件 (備考)
競争入札(物品役務等) 1件 契約件名 ブラインドの購入
契約相手方 株式会社篠田商会
(法人番号2180001016918)
契約金額 14,904,000円
契約締結日 平成30年1月31日
担当部局 名古屋国税局
競争入札(公共工事) 1件 契約件名 浜松地区樹木伐採工事
契約相手方 天龍造園建設株式会社
(法人番号2080401003369)
契約金額 12,528,000円
契約締結日 平成30年2月7日
担当部局 東海財務局
競争入札(物品役務等) 1件 契約件名 ワイプ紙の購入
契約相手方 株式会社日立ハイテクソリューションズ中部支店
(法人番号3010401035434)
契約金額 3,250,800円
契約締結日 平成30年2月16日
担当部局 名古屋税関
委員からの意見・質問、それに対する回答等 以下のとおり
委員会による意見の具申又は勧告の内容 なし
意見・質問 回答
【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札率が高い案件を抽出
  • 契約件名:ブラインドの購入
  • 契約相手方:株式会社篠田商会(法人番号2180001016918)
  • 契約金額:14,904,000円
  • 契約締結日:平成30年1月31日
  • 担当部局:名古屋国税局
予定価格の算出の参考に何者から見積書を徴したのか。 1者のみである。通常は複数から徴しているところ、今回、3者に依頼したが提出期限までに提出がなく、1者となった。
予定価格の参考見積りを徴するのに期間が短かったのであれば、スケジュールをもう少し検討できるのではないか。 今回、提出できる期間を十分設けたつもりでいたが、結果として1者のみの提出となったことから、今後、同案件の調達をする際は検討したい。
メーカーには見積書を依頼したのか。メーカーであれば安価となるのではないか。 取扱可能業者のみで、メーカーには依頼していない。今後、検討したい。
本仕様に合った他メーカーの製品はあったのか。 仕様書では、「同等品も可」とする旨明記したが、他メーカーの製品での応札がなかったことから、本仕様に合うのは、今回の製品のみであると思われる。
費用対効果を考慮して、幅広い仕様にできなかったのか。 様々な製品の検討を行ったが、「温室効果ガスの排出の抑制」に効果のある、樹脂製の製品を当局としては調達することとしたものである。
入札に参加したもう一者が辞退した理由はなにか。 製造メーカーからの見積りが高く、競争に勝てないと判断したため、辞退を申し出たと聞いている。
契約書に添付のある内訳書(作業費・処分費等)は誰が作成したのか。 当局が落札業者の見積書を参考に作成している。
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
●案件番号10
 「金融機関照会手数料」
他の案件と違い、単価が1,080円と高いのはなぜか。 農協は外部委託先等に照会するため、単価が高いところもあるが、何枚コピーしても同額という契約になっている。全ての金融機関の実費が一律というわけではない。
●案件番号 95 「デジタル複合機の購入(区分1)」
 案件番号 96 「デジタル複合機の購入(区分2)」
 案件番号 97 「デジタル複合機の購入(区分3)」
不落により随意契約したということだが、応札者が3〜5者の中からどのように決定されたのか。 本体料金と保守料金のそれぞれに予定価格を設定しており、入札では一方が上回ったため、不落となった。随意契約の交渉で上位2者に対し見積りを依頼した結果、予定価格の範囲内で安価な者に決定している。
意見・質問 回答
【抽出案件について(東海財務局)】
落札率が低い案件を抽出
  • 契約件名:浜松地区樹木伐採工事
  • 契約相手方: 天龍造園建設株式会社(法人番号2080401003369)
  • 契約金額:12,528,000円
  • 契約締結日:平成30年2月7日
  • 担当部局:東海財務局
予定価格はどのように算出したのか。 樹木の幹周ごとに区分したうえで2者に見積を依頼し、低い方の予定価格を採用している。
伐採した樹木はその後どうするのか。 処分場へ持ち込み処分している。
予定価格と落札価格との乖離はどこで生じているのか。入札内訳書が幹周ごとに区分して記載されているのであれば、そこに特徴はないか。 幹周ごとに区分して工事費等が記載されているが、全体的に単価が抑えられている。
【契約一覧表について(東海財務局)】
●案件番号1
 「岩田北住宅外8住宅17住宅用火災警報器取替工事」
1者応札になった理由は何か。またどのような改善策を考えているか。 住宅用火災警報器の設置が義務化されて10年目の更新期に当たるため、他の調達と競合したことも理由の一つとして考えられる。
 改善策としては、広く声掛けを行っていきたい。
●案件番号4
「千種西住宅外1住宅17道路舗装工事」
落札率が高い理由は何か。 個別の事情は伺えないほか、第二順位の応札者も予定価格に近い金額であったことから、予定価格が実勢を踏まえていたものと認識している。
●案件番号6
 「什器の納入等(本局検査部門)」
落札率が高い理由は何か。 定価ではなく実勢価格を踏まえて予定価格を算出しているためと考えられる。
納入した什器は既存のものと同じような型が多いのか。 職員や書類等の数は変わらないので基本的には同じようなものとなっている。
意見・質問 回答
【抽出案件について(名古屋税関)】
1者応札であり、落札率の高い案件を抽出
  • 契約件名:ワイプ紙の購入
  • 契約相手方:株式会社日立ハイテクソリューションズ中部支店(法人番号3010401035434)
  • 契約金額:3,250,800円
  • 契約締結日:平成30年2月16日
  • 担当部局:名古屋税関
特殊性が高いということで、履行可能な業者が少ないのは理解できるが、どのような会社が応札できるか。 メーカー中心になると思われる。
本体と消耗品を同時に調達すれば1者応札は解消されないか。 本体も競争入札で調達しているが、特殊な機器の調達でもあるため、どこまで競争が働くか分からない。
【契約一覧表について(名古屋税関)】
●案件番号14
 「埠頭監視カメラシステム通信回線使用料」
契約概要について説明願いたい。 埠頭監視カメラの映像を送受信するための有線の専用回線料となる。