財務省第8入札等監視委員会
平成29年度第2回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 平成29年12月15日(金) 名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 宮![]() ![]() |
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委員 | 榎本 修 (ひかり弁護士法人アイリス法律事務所 弁護士) | ||
審議対象期間 | 平成29年7月1日から平成29年9月30日まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 4件 | (備考) | |
競争入札(公共工事) | 2件 | 契約件名 | ![]() ![]() |
契約相手方 | 三菱電機システムサービス株式会社 (法人番号1010901011705) |
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契約金額 |
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契約締結日 | 平成29年7月3日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 非常食の納入 |
契約相手方 | 有限会社太陽商工 (法人番号3180002009795) |
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契約金額 | 1,836,000円 | ||
契約締結日 | 平成29年8月1日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 監視艇「はごろも」船体維持修繕 |
契約相手方 | 株式会社ティーエムマリン (法人番号2080001008702) |
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契約金額 | 1,483,056円 | ||
契約締結日 | 平成29年9月21日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 以下のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札率が低い案件を抽出 |
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落札率が低い要因は何か。 | 本工事は材料費率が高く、照明器具単価の差が大きくなったため、予定価格と落札金額が大きく乖離した。 |
落札者は大手企業であり、一般的には高額になるのではないか。 | 設備業者に比べ、メーカー系企業は材料コストを低く抑えられると認識している。 |
実勢価格を反映した予定価格の積算は可能か。 | 可能である。 今回の低落札率の原因となった材料費について、より実勢価格を反映するよう努める。 |
低入札価格調査制度とはどういう制度か。 | 「会計法第29条の6第1項」及び「予算決算及び会計令第85条」の規定に基づき、基準価格を下回った入札が行われた場合に、落札決定を保留し、契約内容に適合した履行がなされるか否かの調査を行うものである。 調査した結果、契約内容に適合した履行がなされると判断した場合に、落札者として決定する。 |
工事は閉庁日に行うのか。 また、LED化により、消費電力はどの程度削減される見込みか。 |
原則、閉庁日に作業を行う。 また、消費電力は約30%程度削減される見込みと聞いている。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号3 「沼津税務署本館改修工事」 |
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低入札価格調査を行ったか。 また、その結果はどうだったか。 |
低入札価格調査を行った結果、契約内容に適合した履行がなされると判断したため、落札決定した。 |
●案件番号8 「岡崎合同庁舎 空調設備分解整備工事」 案件番号9 「刈谷合同庁舎 空調設備分解整備工事」 案件番号10 「四日市税務署 空調設備分解整備工事」 案件番号11 「豊田合同庁舎 空調設備分解整備工事」 |
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何年周期でオーバーホールを行っているか。 | 概ね10年から13年に1度行っている。 空調設備の耐用年数が20年であるため、その中間の10年目から13年目で1度行い、耐用年数以上に使用させることを意図している。 |
●案件番号20 「郵便発送代行業務」 |
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落札金額が高額であり、かつ一者応札の案件であるが、一者応札解消に向けて、今後の対策はあるのか。 | 落札者は全国展開する大手の発送代行業者であり、価格の優位性が大きいため他者が敬遠したと認識しているが、今後も履行可能業者に積極的な声掛けを行っていく。 |
●案件番号40 「アルコール検知器の点検」 |
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点検業務の内容は何か。 また、当初の購入はいつか。 |
内容は、フィルターの交換等である。機器の耐用年数は8年であり、今後もメーカー推奨の1年半から2年ごとに点検を実施する予定である。 また、当初の購入は平成28年2月である。 |
どのような流れで作業を行うのか。 | 各税務署に代替器を送付、点検器を回収し、メーカーにて作業する。作業終了後、点検器を返送、代替器を回収する。 |
メーカー以外でも点検できるのか。 | 点検はメーカー持込で行うが、他者でも取次ぎは出来るため、入札参加は可能である。 |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(東海財務局)】
1者応札となっている案件を抽出 |
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調達品目について、例えば品目の指定をせずに「成人男性数日分」といった形でパッケージ化した調達方法を採ることで柔軟な品目構成とすることは可能か。 | 品目によって保存期限が種々であり、経済性の観点から保存期限到来前に、期限が到来する品目に限り調達することとしていることから、現状の調達方法が好ましいと考える。 |
仕様書における各調達品目の規格にかかる記載が厳しく、実質的に参考品目として挙げている品目に特定することとなっていないか。 | 目安として参考品目の規格を記載しているにすぎず、「約」「同等の」といった文言を使用するなど品目の特定にはつながっていないと考えるが、表現方法等について検討することとしたい。 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号3 「仲田住宅1号棟17自動火災警報設備等改修工事」 |
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低入札価格調査を実施しているか。実施したのであれば、その内容を教えてほしい。 | 最低価格の入札者から、その価格により入札した理由、契約対象工事付近における手持ち工事の状況、経営内容等について聴取するなどの調査を実施した。 |
●案件番号1 「名塚住宅17屋外排水設備改修工事」 |
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高落札率の要因を教えてほしい。 | 契約担当課に確認したところ、他の工事と比べ特殊な事情は認められず、予定価格が実勢価格を反映していたものと認識しているとのことだった。 |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋税関)】
1者応札となっている案件を抽出 |
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履行時期について、一年を通じて適正な時期を選ぶということはできないのか。 | 貝殻や汚れがつきやすい夏季を過ぎた秋口での履行完了が、本契約の目的としては最良である。 ただし、秋口の設定ではあるが、1ケ月程度、履行時期を拡大することは支障のない範囲であるとも考えられる。 業者への事前ヒアリング等により、可能な範囲で適切な履行時期を設定することとしたい。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】
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●案件番号 2 「中部国際空港旅客ターミナルビルCIQ施設空調機全熱交換器修繕工事」 |
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この契約の工期については、秋の時期にしかできないものなのか。工期の設定に幅を持たせるのは難しいか。 | 全熱交換器を修繕するに際しては、空調設備を休止する必要があり、夏季及び冬季に空調設備を止めることはできないことから、秋期を履行期と設定した。 このため、工期に幅を持たせることは難しい。 |
●案件番号 7 「コンテナ貨物大型X線検査装置一式の賃貸借」 |
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応札者が2者で競争が働いているが、更新前の機器と比較して、価格的には高価となっているのか。 | 物価上昇や機器自体の性能向上もあり、金額的には高価となっている。 |