財務省第8入札等監視委員会
平成28年度第4回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 平成29年6月22日(木) 名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 宮![]() ![]() |
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委員 | 榎本 修(ひかり弁護士法人アイリス法律事務所 弁護士) | ||
審議対象期間 | 平成29年1月1日から平成29年3月31日まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 自動車の購入 |
契約相手方 | 株式会社 ホンダカーズ愛知 (法人番号 3180001068099) |
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契約金額 | 2,430,000円 | ||
契約締結日 | 平成29年1月31日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
随意契約(公共工事) | 1件 | 契約件名 | 萱場住宅外7住宅16住宅用火災警報器取替工事 |
契約相手方 | イナザワ防災株式会社 (法人番号 2180001085533) |
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契約金額 | 4,590,000円 | ||
契約締結日 | 平成29年2月17日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 中部国際空港カメラシステムの更新 |
契約相手方 | 中央電気工事株式会社 (法人番号 4180001038002) |
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契約金額 | 22,464,000円 | ||
契約締結日 | 平成29年3月23日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 以下のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札率が高い案件を抽出 |
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2者応札であるが、この2者となった理由は何か。 | 数者に声掛けしたが、納期までの納車が困難であるとの理由などにより、結果として2者になった。 |
特定車種限定の仕様になっていないか。 | 調達対象車両は、寒冷地で使用することを考慮して四輪駆動車とし、また廃車となった車両と同じ排気量1,500ccクラス及び自動車重量税免税対象車としたところ、該当する車両は調達車両しか存在しなかった。 |
寒冷地で使用する車両については、他の国税局でも同じ内容なのか。 | 他の国税局の仕様内容については、承知していない。 車両の調達に当たっては、基本的には国税庁一括調達となっているが、本件に関しては、国税庁で一括調達している車種に該当しないことに加え、交通事故という特殊要因により廃車となった車両をできるだけ速やかに調達する必要があったことから、当局で調達を行ったものである。 |
自動車重量税の免税にこだわらなければ対象車種が増え、トータルとして安価になる可能性があったのではないか。 | 今後の調達の参考とさせていただきたい。 |
廃車となった車両について、事故の相手方からの保障等はあったのか。 | 被害事故により廃車となった当方車両の損害額等と相手方車両の損害額等を過失割合に応じて相殺し、差額金額を示談金として国庫に受け入れている。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号4 「カラーデジタル複合機の購入」 ●案件番号5 「モノクロデジタル複合機の購入」 |
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入札結果が1台1円と安価であるが、適正な業務履行は大丈夫なのか。 結果として、保守料金が高くなるという心配はないか。 |
東海地区のシェア拡大のための戦略と聞いているが、過去に契約実績がある業者であることから、適正な業務履行は確保できると考えている。 なお、購入と併せて5年間の保守契約の入札を実施しており、購入及び保守それぞれに予定価格を設定し、予定価格の制限の範囲内でトータルで最も安価な業者と契約している。 |
●案件番号86から案件番号102 「金融機関照会手数料」 |
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単価が21.6円や2,160円と異なるものがあるが、違いは何か。 | 実費相当分の費用の支払をする契約であり、コピー1枚につき単価21.6円の金融機関が多いが、一部農協では業務の外部委託による実費が生じることから、コピー枚数に関係なく1件2,160円という場合もある。 |
【抽出案件について(東海財務局)】
不調随意契約である案件を抽出 |
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競争参加資格をC等級にした理由は何か。 | 財務省の通達において、予定価格に対応する競争参加資格が定められており、本件の予定価格に対応するC等級を採用した。 |
本件について、事前に説明を聞きにきた業者や入札資料を取りに来た業者は何者か。 | 入札に参加した2者のみである。 |
等級を拡大した場合、参加者数は増加すると思うか。 | 増加する可能性も否めないが、会計監査において、むやみに競争参加資格を拡大すべきではないと指導されていることもあり、今回は原則等級のみを採用した。 |
本件は1回目の入札で落札者となるべき者がおらず、再入札も不調となった後に随意契約を締結しているが、契約金額が決まるまでの経緯はどのようなものか。 | 1回目の入札における第1順位者は、開札に立ち会った代理人がその場で判断できないとして再入札を辞退したため再入札が不調となった(第2順位者は不参加)。その後、第1順位者と交渉し見積合わせを実施した結果、予定価格の範囲内となったため、契約金額が決定した。 |
第2順位者は再入札に参加していないとのことだが、仮に第2順位者も再入札に参加し辞退した場合、辞退した2者それぞれと見積合わせを実施するのか。 | 公平を期すため、両者に声掛けはする。 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号6 「ガス利用料」 |
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どのように予算を管理しているのか。 | 基本的に前年度の執行実績に応じて予算がついているため、その予算の範囲内で執行管理している。 |
自由化の影響により、今後価格が安くなることが予想されるが、その際は料金の比較検討等を実施するのか。 | その通りである。 |
【抽出案件について(名古屋税関)】
落札率が低い案件を抽出 |
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仕様書作成に当たり市場調査を実施したことで、多数の応札に繋がったとの説明ですが、全体的に応札金額の水準が低いのはなぜか。 | 多数の業者が応札できるよう適切な仕様書を作成した結果、十分な競争が働いたと考えている。 |
他空港で同様のシステムの更新がある場合、一括で調達することを検討するのか。 | 各空港の構造が異なるため、仕様の統一など一括で調達することは難しいと考えている。 |
調査基準価格とは何か。今回定めていない理由は。 | 応札金額が低価である場合に、適切な履行が可能か契約前に調査を行うための判断基準価格のことである。調査基準価格は工事や役務の場合に設定することになっているが、今回は物品の購入であるため設定していない。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】
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●案件番号1 「車載式X線検査装置(スミスハイマン製)の随時保守点検請負契約」 |
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「1者応札で落札率が高い」のは、なぜか。 | 本件入札は、製造業者以外からの応札がなかったものであり、落札率が高いのは、一般に公表された価格を考慮して適切な予定価格を設定できたためと考えている。 |