財務省第8入札等監視委員会
平成27年度第2回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 平成27年12月7日(月) 名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
---|---|---|---|
委員 | 委員長 | 河邊 伸二(名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 玉田 斎(玉田法律事務所 弁護士) | ||
委員 | 宮ア 陽平(宮ア信次公認会計士事務所 公認会計士) | ||
審議対象期間 | 平成27年7月1日(水)から平成27年9月30日(水)まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 3件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 国際取引調査実務研修業務一式 |
契約相手方 | TAC株式会社 | ||
契約金額 | 1,319,328円 | ||
契約締結日 | 平成27年7月1日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 名城住宅外15住宅15維持管理業務委託 |
契約相手方 | 株式会社日立アーバンサポート | ||
契約金額 | 98,496,000円 | ||
契約締結日 | 平成27年9月1日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名 | 名古屋税関稲永出張所他2箇所電話設備更新工事 |
契約相手方 | 千代田電子システム株式会社 | ||
契約金額 | 4,266,000円 | ||
契約締結日 | 平成27年9月3日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 別紙のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
---|---|
【抽出案件について(名古屋国税局)】
一者応札であり落札率が低い案件を抽出 |
|
|
|
1者応札の要因は何か。 | 過去の入札参加業者に声掛けを行い、2者に対し入札説明を行ったが、本年は仕様を満たす講師の確保が困難であるとの理由から、1者から辞退の申し出があり1者応札となった。 |
契約の相手方は予備校や専門学校、または大学講師が対象となるか。 | 講師派遣とともに、会場の手配を仕様に含んでいるため、一般的には予備校や専門学校となる。 |
研修講師の条件が厳しいが、落札業者以外に入札に参加できるところはあるか。 | 昨年度以前の入札では、複数の業者が参加していたことから、条件自体問題は無いと考えている。 |
来年度以降、1者応札の解消は見込めるのか。 | 例年2者以上の応札があり、本年は辞退した1者も来年は参加したいとの意向を示していることから、1者応札の解消は可能であると思われる。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
|
|
●案件番号39 「平成27年度税理士試験会場(名古屋市中小企業振興会館)における電気・水道・冷房等の提供 203,176MJほか」 |
|
試験会場の借上期間及び受験者数はどれぐらいか。 | 借上期間は4日間、受験者数は約2,300人である。 |
水道光熱費だけの金額としては高額ではないか。 | 試験は冷房が真に必要な時期に実施しており、また複数の部屋を借り上げていることから、契約金額は妥当と判断している。 |
●案件番号4 「名古屋国税局瀬戸分庁舎改修工事 平成27年8月4日から平成27年12月11日 建築一式工事」 |
|
公共工事としては落札率が低いと思われるが、理由はあるか。 | 応札者が5者あり、競争性が十分に働いた結果であると受け止めている。 |
【抽出案件について(東海財務局)】
契約金額が高く、かつ1者応札となっている一般競争入札案件を抽出 |
|
---|---|
|
|
1者応札となった要因は何か。 | 落札業者の他にもう1者、入札資料を取りに来ていたが、「当該業務を担当する人員の確保の困難」を理由に入札を辞退している。業務箇所は愛知県内にある16住宅で、うち当局が提供する6つの住宅の管理事務所に管理人を常駐させることを求めているため、新規業者の場合、人員の確保においてやや難しいと思われる。 |
1者応札の改善策はあるのか。 | 入札時期を早め、落札から契約開始までの準備期間を長くし、新規業者が応札しやすいようにすること、また、競争参加資格の等級拡大を検討したい。 |
一般的には、契約期間を長くすればするほど、契約金額は低くなると考えられるが、本件も同様か。 | 契約金額の大部分が人件費であるため、委託期間を長くしてもスケールメリットは出にくいと思われる。 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
|
|
●案件番号2 「千種西住宅外6住宅15量水器等取替工事」 |
|
本件の概要を教えてほしい。 | 国家公務員宿舎の水道メーター及び集中検診盤の取替工事である。水道メーターの有効期限は計量法で8年と定められており、検定切れになる前に取替えたものである。 |
落札率が低い要因は何か。 | 予定価格の算出にあたっては、刊行物等を参考に積算している。施工費の大部分は水道メーターであり、落札業者が水道メーターを安価に調達できたことが、落札率が低くなった要因と考えられる。 |
●案件番号6 「城北住宅外2住宅15草刈業務」 |
|
本件は、例年1者応札なのか。 | 廃止宿舎の敷地内における草刈業務であり、当年度のみ発生した案件である。 |
●案件番号19 「津東住宅外10住宅15維持管理業務委託」 |
|
本件の契約相手方は三重県外の業者であるが、参加までに至った要因は何か。 | 業者に確認したわけではないが、三重県内に支店を有することから、業務範囲の拡大を図ったものと考えられる。 |
●案件番号20 「広沢住宅外1住宅15維持管理業務委託」 |
|
1者応札となった要因は何か。 | 落札業者とは別に入札に参加しようとした業者がいたが、参加資格要件(住宅団地の維持管理業務実績が1年以上ある)を満たさなかったことから、結果、1者応札となった。地域的に入札参加資格要件を満たす業者が少ないことが、1者応札の要因として考えられる。 |
【抽出案件について(名古屋税関)】
低入札の案件を抽出 |
|
---|---|
|
|
最高価格の入札金額でも、予定価格の50%以下になっているが、これは機器の調査価格と実際の流通価格の乖離が大きいということか。 | 予定価格の算出にあたっては、一般の販売価格を調査している。入札により、競争が働いた結果、一般の販売価格を下回る価格に、また落札業者からは、3箇所を一括で調達することにより、労務費及び諸経費の削減を図ることができたと聞いている。 |
落札業者以外の入札者にも聞取りは行ったのか。 | 他者にも聞取りを行い、同様の回答を得ている。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】
|
|
●案件番号10
「紫外可視分光光度計の購入」 ●案件番号11
「ヘッドスペースサンプラの購入」 ●案件番号12
「高速液体クロマトグラフの購入」 |
|
入札が可能な業者は何者くらいあるのか。 | 把握できている限りでは3者である。 |
●案件番号13 「平成27年第49回通関士試験の試験会場(愛知県)借上契約」 |
|
試験会場で必要になる光熱水費用は含まれているのか。 | 契約金額に含まれている。 |
試験は何名受験したのか。 | 願書は、1,162名から提出があり、実際に受験したのは924名である。 |
●案件番号3 「メンタルヘルス研修の業務委託に関する契約」 |
|
契約者は、毎年変わるのか。 | 毎年度入札を実施し、複数者の応札があることから違う者となる年度もある。 |
今回の契約者に限定されるような仕様にはなっていないか。 | 一般的な仕様としており、今回の契約者に限定されるような仕様ではない。 |