財務省第8入札等監視委員会
平成26年度第2回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 平成26年12月4日(木)名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 玉田 斎 (玉田法律事務所 弁護士) | ||
委員 | 宮ア 陽平 (宮ア信次公認会計士事務所 公認会計士) | ||
審議対象期間 | 平成26年7月1日から平成26年9月30日まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 4件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 2件 | 契約件名 | 税務署庁舎等の機械警備委託業務(第2コース・第3コース) |
契約相手方 | 綜合警備保障株式会社 | ||
契約金額 | 第2コース 1,683,231円 ・ 第3コース 467,376円 | ||
契約締結日 | 平成26年9月19日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 平成26年度愛知県内合同宿舎設計業務(2) |
契約相手方 | 藤巻建築設計事務所 | ||
契約金額 | 1,879,200円 | ||
契約締結日 | 平成26年9月2日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 放射性物質検知装置の点検校正に係る請負契約 |
契約相手方 | 東芝電力放射線テクノサービス株式会社 | ||
契約金額 | 5,356,800円 | ||
契約締結日 | 平成26年8月29日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 別紙のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札率が低い一般競争入札案件を抽出 |
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継続案件であり、過去に同様の業務があったと思われるが、予定価格と落札価格が乖離している。予定価格はどのように設定したのか。 | 予定価格は、市販されている「積算資料」「建設物価」の価格及び複数の業者からの見積りを参考に積算した。 |
落札率が低いのは何故か。 | 落札業者から聴取したところ、「契約規模拡大のため、落札に向けた強い意向が働いたため」との説明を受けた。 |
この契約金額で発注者が求める業務の履行がなされるのか。 | 現在、他の庁舎において同種の業務を契約している業者であり、かつ、適切に業務の履行がなされているため、問題ないと判断した。 |
次回入札の予定価格に今回の入札結果を反映させるのか。反映させた場合に不落となるおそれはないか。 | 今回のみでなく、過去の入札結果を含め、総合的に勘案したい。 |
今回の案件の前契約業者は、セコム株式会社なのか。 | セコム株式会社とイセット株式会社である。 |
警備に必要な設備装置について、国税、警備業者のどちらが所有者なのか。警備業者が所有者であれば、業者が変わった場合に既存の設備等は使用できるのか。 | 警備設備等は警備業者の所有であることから、業者が変わった場合は、前業者の責任において既存の設備等を撤去し、新規業者が新たに敷設する。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号39
「分光光度計の購入」 |
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(契約一覧表の説明において)機器を経年劣化により更新したとのことであるが、劣化の状況について説明してほしい。 | 分光光度計は、国税局の鑑定官室において、主に酒類の着色度・吸光度等を測定する機器で、平成11年2月に購入し、約15年が経過したものである。 修理回数が増えたことに加え、故障部品が欠品するおそれがあったことから、更新したものである。 |
●案件番号3
「岐阜北税務署ほか8件建築物点検業務委託」 ●案件番号4 「静岡税務署ほか17件建築物点検業務委託」 |
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落札率が低いのは何故か。 | 当局の設計業務等に長年の実績がある業者であり、効率化を図り、諸経費を抑えることができたと聞いている。 また、前年に同種の業務を契約している業者であり、受注の確保を考えた結果と思われる。 |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(東海財務局)】
落札率が高く、かつ、1者応札の一般競争入札案件を抽出 |
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1者応札に対する今後の対応策は如何か。 | 本件は給排水の設備設計に係る業務であるが、当該業務を主とする業者数が少ないことから、今回は、競争参加資格の等級を拡大し、入札を実施したところである。 今後についても、同様な事例の場合には、競争参加資格の等級を拡大し、競争性を確保できるよう対応することとしたい。 |
今回、資格審査の等級を拡大しても、1者応札となってしまった要因は。 | 本件は、再度公告の入札案件であり、本年6月の初度入札時においては、3者の応札があったものの、結果的に予定価格を下回る業者がいなかったため、不落となっている。 こうした背景もあり、今回の入札は、初度入札に参加した3者のうち、2者が不参加となり、残りの1者が応札していることから、本来の1者応札の趣旨とは、多少異なると考えられる。 |
本件入札については、(設備設計という)業務の特殊性が要因になっているのか。 例えば、様式2の公共工事における案件番号1、3、4においては、複数の応札者(1については、6者の応札あり。)があるが、本件入札と業務内容が異なり、比較できないのか。 |
業務の特殊性が要因と考えている。 また、番号1、4は工事の監督業務、番号3は工事施工であり、工事に係る設計図面を作成する本業務とは内容が大きく異なり、一概に比較することは困難と考えられる。 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号7 「名城住宅外17住宅14水道施設清掃等委託業務」 |
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本件については、落札率が低くなっているが、業務内容から推測すると、年1回の法定検査ということであり、毎年実施している業務であれば、契約金額は、ある程度予定価格に近い金額になり、乖離することはないのではないか。 落札業者は、毎回異なるのか。 |
平成23年度から今年度を見ても、落札率が前年を下回る状況が続いていることから、年々、業者間の競争が激しくなっていると考えられる。 平成23年度からの落札状況は、今年度の業者を含めて2者が落札している状況となっており、当該2者が、その経験値を価格に反映し、競合した結果、低落札率になったと考えられる。 |
●案件番号3 「広沢住宅14建築改修工事」 |
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従前の委員会において、公共工事の不落・不調が続いていると聞いていたが、6者の応札があり、落札率も低くなっているが、そのような状況は改善されたということか。 | 平成26年度の同種工事における参加業者は1から2者で、不落随契もあることから、状況が改善されたとは言い難い。 応札状況等は、時期、場所、金額等条件によって異なるものと考えられる。
なお、契約業者は、昨年度も同種工事を落札しており、その経験値を価格に反映できたものと考えられる。 |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋税関)】
落札率が高く、かつ、1者応札の一般競争入札案件を抽出 |
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1者応札であるが、性能的に他者が参加できないような特殊な装置なのか。 | 輸出入に使用されるコンテナ内の放射性物質の有無を検知する装置で、検知した場合は、成分、コンテナ内で所在するおおよその位置を特定できるものである。 なお、職員の安全確保のほか、国内外に向けたテロの未然防止等の目的で配備しているものである。 |
同様の装置を他のメーカーでも製造していると思われるが、他税関の装置は名古屋税関と同じメーカーなのか。 | 当関が把握しているところでは、当関と同じメーカーが納入している。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】
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●案件番号7 「電子複写機の賃貸借及び保守」 |
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3者応札であるが、落札者以外は大手メーカーなのか。 | 大手メーカー1者及び事務機器販売会社1者である。 |
大手メーカーよりも安い価格で落札している理由は何か、把握しているか。 | メーカーからの大量購入によりコストダウンを図っていると聞いている。 |
どこのメーカーの製品が納入されるか事前に分かるのか。 | 応札者から入札前に提出される「機能等証明書」により、メーカーは分かる。 |
●案件番号5 「監視艇「やはぎ」定期検査に係る主機関整備」 |
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過去にも同様な発注があったかと思うが、前回も1者応札であったか。 | 「やはぎ」については、建造後初めての定期検査となり、今回が初めての契約である。主機関は外国製であり、国内に整備可能な業者が数社であることから、1者応札となったと思われる。 |
次回は、1者応札とならないような方策を検討願う。 | ご意見を踏まえ検討する。 |
●案件番号10 「広域監視艇「ふじ」船体維持修繕」 |
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本件も1者応札だが、(案件番号5と)同じか。 | 年1回、船体を上架させ、船底、船舷の塗装等維持修繕を行う契約である。平成26年9月3日に開札を行ったが、契約には至らなかったため、再度、入札公告から手続きをやり直した案件であることから1者応札となったと思われる。 |
上架するたびに、修繕費用は多くなるのか。 | 経年劣化により修繕箇所も増えることから、修繕費用は多くなる。 |