開催日及び場所 | 平成21年12月17日(木) 名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 若山 滋 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委員 | 中澤 政直 (中澤会計事務所 公認会計士) | ||
委員 | 大槻 隆 (大槻経営法律事務所 弁護士) | ||
審議対象期間 | 平成21年7月1日(水)〜平成21年9月30日(水) | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 3件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 給与等の支払状況内訳書作成業務 |
契約相手方 | ナカバヤシ株式会社 名古屋支店 | ||
契約金額 | 単価契約 単価8.4円 予定調達金額 2,711,688円 |
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契約締結日 | 平成21年7月1日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
随意契約(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 平成21年公認会計士試験(論文式)会場借上 |
契約相手方 | 学校法人名城大学 | ||
契約金額 | 935,000円 | ||
契約締結日 | 平成21年7月22日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 小型貨物自動車(バンタイプ)の購入 |
契約相手方 | 名古屋トヨペット株式会社 | ||
契約金額 | 4,242,000円 | ||
契約締結日 | 平成21年8月26日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 別紙のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【事案の抽出について】 一般競争入札案件で、落札率が高い案件を抽出 |
業務内容の概要を説明願いたい。 | 給与等の支払状況内訳書を印刷し、印刷面の所定箇所に納税者番号等の印字(プリント)を行うものである。 |
何枚くらい印刷するのか。 | 仕様書に記載のとおり、約32万枚印刷する。 |
印字は手書きで行うのか。 | 当局が貸与する磁気媒体のデータに基づき、機械で印字する。 |
印字したものについて、受託業者が各納税者に配付するのか。 | 当局が別途契約している仕分け発送業者に引き渡す。 |
一者応札となった理由は何が考えられるか。 | 様式の印刷は印刷業者で対応可能であるが、データの印字は電算処理業務であり、あわせて対応できる業者は少数ではないかと考えられる。 なお、一者応札への対策のひとつとして、当局が貸与する磁気媒体がCMTというやや旧式のものを使用しているため、MOやCDといった現在より広く使用されているものに切替えることにより、複数の参加を促したいと考えている。 |
競争参加資格の条件に、プライバシーマークの取得を設定していることにより、入札参加業者が少なくなっていないか。 | データ処理業者に限らず、現在多くの業者がプライバシーマークを取得しており、競争参加資格に設定することで、参加を制限しているとは考えていない。 |
落札率が高いがその理由は何か。 | 予定価格は公表していないが、前年度の入札実績を参考に業者が積算した結果ではないかと思われる。 |
【契約一覧表について】 | |
「平成21年分タッチパネル方式による所得税確定申告書作成システムの開発(修正)業務」(番号21)について、名古屋局で発注しているが、全国どこでも一緒のものであれば、名古屋局で行う必要があるのか。 | 当該業務については、名古屋局において全国税局分の業務を行っているものである。 |
「国際取引調査実務(初級・中級)業務」(番号20)について、税務職員は専門的知識を有しており、外部の研修が必要なのか。 | 国際取引について、貿易実務等の知識習得を目的としている。 |
中級程度であるならば研修を外部に委託しなくてもよいのではないか。 | 国際取引については、近年かなり進んでおり、それに対応するためには、核となる職員が最新の知識を習得する必要がある。 |
研修期間はどのくらいか。 | 初級・中級で10日間である。 |
会場料を含めても、1日あたりの値段が高いのではないか。 他により安価な業者はなかったのか。 |
契約業者は、
なお、他に広く業者を探しているが、対応可能な業者が少ない状況となっている。 |
「小型乗用自動車(ハイブリッド車)の購入」(番号37)について、自動車の調達における予定価格について、名古屋国税局は公表していないのはなぜか。 | 予定価格の公表については、毎年の調達仕様が大きく変わらないことから、今後の契約における予定価格を類推されるおそれがあるため公表はしていない。 |
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【事案の抽出について】 随意契約を行った事案を抽出 |
試験会場を公募したところ、応募者がなかったとのことであるが、どういった部分で条件が合わなかったと考えているか。 | 公募する施設の条件を満たすのは、受験者の収容能力から大学施設に限られてくることから、公募前に近隣の6大学に施設の状況と借上げに係る事前調査を行ったところ、既に試験日の施設利用が決まっていたところのほか、学業優先のため施設の貸与に消極的なところ、新年度のカリキュラムが固まるまで貸与の決定はできないとするところもあり、そのようなことが原因ではないかと考えられる。 |
他大学の施設借上料は、契約相手方と比較してどうか。 | 過去の実績から判断すると、大きな差はないと思われる。 |
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【事案の抽出について】 一般競争入札案件で、一者応札の案件を抽出 |
一者応札となった理由は何が考えられるか。 | 入札説明の段階では二者あったものの、うち一者は応札を辞退したことにより、一者応札となった。辞退の理由としては、当該者が想定した応札物品(車種)の基本仕様では求める装備を充足できず経費がかさむとしていたことから応札を辞退したものと考えている。 本件は麻薬探知犬を検査場所へ運搬するために配備するものであるが、契約目的を達成するために必要な最低限の仕様としており、相手を限定するような内容とはなっていない。 仕様決定に当たっては、競争性・公平性を高めるために必要最低限のものとするよう常時努めており、今後も引き続き適切な仕様内容とすべく、市場調査等を行ってまいりたい。 |
仕様内容の概要を説明願いたい。 | ABS、ETCなどの一般的な装備のほか、麻薬探知犬を運ぶことを目的とした車のため、犬檻を固定するためのフックの取り付けなどの装備を求めたものとなっている。 |
予定価格を公表している理由はなぜか。 | 予定価格については、調達案件ごとに市場価格、需給の状況、履行の難易、履行期間の長短等を総合的に検討の上決定しているところ、本件調達案件は、麻薬探知犬を運ぶことを目的とした装備を施した自動車の調達であり、一般の自動車の調達とは異なる仕様内容でもあることから、予定価格を公表しても支障がないと判断した。 |