開催日及び場所 | 平成22年12月10日(金) 名古屋国税総合庁舎4階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 中澤 政直 (中澤会計事務所 公認会計士) | |
委員 | 大槻 隆 (大槻経営法律事務所 弁護士) | ||
委員 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | ||
審議対象期間 | 平成22年7月1日(木)から平成22年9月30日(木)まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 3 件 | (備考) | |
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名 | 高山税務署給排水設備改修工事 |
契約相手方 | 株式会社岩佐鐵工所 | ||
契約金額 | 7,749,000円 | ||
契約締結日 | 平成22年8月23日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名 | 小鹿住宅外1住宅10建築改修工事 |
契約相手方 | 大河原建設株式会社 | ||
契約金額 | 92,715,000円 | ||
契約締結日 | 平成22年8月19日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 名古屋税関コンテナ貨物大型X線検査装置更新 |
契約相手方 | Smiths Heimann GmbH | ||
契約金額 | 442,470,000円 | ||
契約締結日 | 平成22年9月30日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 別紙のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【事案の抽出について(名古屋国税局)】 一般競争入札案件で、一者応札かつ落札率が高い案件を抽出 |
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1者応札となった要因は何か。 | 履行場所の立地が要因となったと考える。 岐阜市や名古屋市から車で2〜3時間程掛かることが入札参加を見送らせたと推測している。 |
高山市内にも管工事業者が数多くいるのではないか。 | 高山市内も含めて岐阜県には、「管工事」の参加資格業者が43者存在し、当局としても複数の参加を見込んでいたが、結果的に応札したのは1者のみであった。 入札後、業者に確認したところ、高山市内においては「管工事」単体での工事発注は少なく、建築工事の下請け仕事が多いため、管工事業者は入札公告をほとんど見ていないとのことであった。 |
地理的な要因だとすると、今後はどう対応するのか。 | 参加資格の業種区分について、「管工事」だけでなく管工事を手掛けることができる「建築一式工事」を加えることで複数の者が入札参加できるよう改善する。 なお、本件入札以降に実施した同様の給排水設備工事の入札案件5件において、参加資格に「建築一式工事」を加えた結果、1者応札となった案件はない。 |
他の工事に比べて落札率が高くないか。 | 本年度実施した給排水設備工事6件の平均落札率は、当該案件よりも低いが、その中には当該案件の落札率を超える工事もあったことから、本件の落札率が1者応札に起因して特別高くなった訳ではないと思われる。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】 |
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●案件番号20 「徴収高計算書のプリント裁断業務(Eコース) 377,340件」 |
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予定調達総額1,049,948円とあるが、予定でなくて契約金額ではないのか。 | 本件は単価契約であり、件数は予定件数を示したものであるため、単価に予定件数を乗じた金額を予定調達総額として表示している。 |
件数が端数まで記載してあるが、予定件数であれば数字を丸めてもよいのではないか。 | 業者の単価積算時における基礎資料として、前年の実績件数を記載している。 一覧表について、「件数」を「予定件数」と表記することを検討させていただく。 |
●案件番号58 「平成22年分給与所得の源泉徴収票及び給与支払報告書(区分1)の刷成 49,608束」 ●案件番号59 「平成22年分給与所得の源泉徴収票及び給与支払報告書(区分2)の刷成 5,190,700組」 |
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刷成枚数の束と組の違いは何か。 | 4枚複写で1組の源泉徴収票について、区分1は100組で1束の手書用であり、区分2は電算用シートである。 |
●案件番号33 「データエントリー業務(Bコース) 188,800件」 ●案件番号34 「データエントリー業務(Cコース) 139,050件」 |
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落札業者は同じであるが、契約単価が異なるのは何故か。 | 入札区分により、異なった項目のエントリー資料があるため、単価にも差異が生じたものと考えられる。 |
●案件番号62 「コンパクトデジタルカメラの購入 140台」 |
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落札業者が百貨店だが、調達物品は家電製品の量販店等では取り扱っていないようなものか。 | 量販店等でも取り扱いされているものである。 百貨店も入札参加資格を有しており、本件においても競争入札の結果、落札したものである。 なお、本件入札には、百貨店以外に家電製品の量販店等も入札に参加している。 |
【事案の抽出について(東海財務局)】 一般競争入札案件で、契約金額が高い案件を抽出 |
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鉄骨ブレース外付工法により耐震補強を行うこととしているようだが、他の工法と比較検討したのか。 | 建築士事務所による設計委託業務において、各工法の施工性、経済性及び居住者への影響等を比較検討しており、その結果、鉄骨ブレース外付工法が最も優れた方法であると判断した。 |
工事入札の実施に当たっては、鉄骨ブレース外付工法により耐震補強を行うことを設計図等で指定したのか。 | そのとおりである。 |
低入札価格調査において、本件工事が同一仕様の繰り返しであり、一点の創意工夫を工事全体に適用できるため、大幅な作業改善を図ることができることが、低価格で入札した理由の一つとされている。 予定価格の積算に当たっては、このようなコスト削減効果を考慮しているのか。 |
予定価格の積算に当たっては、複数の業者に対して市場価格調査を行っているが、その際に当局から工事規模を示して見積を依頼していることから、結果としてスケールメリット等によるコスト削減効果が予定価格に反映されることとなる。 |
【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号11 「国有財産測量等業務(三島市清住町外3物件)」 |
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応札者が1者であるにもかかわらず、落札率が低い理由は何か。 | 特に承知していない。 |
入札参加者は、事後的に応札者数や予定価格を知ることができるのか。 | 契約締結後に当局のホームページ上で落札結果を公表するため、その内容を確認することで応札者数等を知ることができる。 |
【事案の抽出について(名古屋税関)】 一般競争入札案件で、契約金額が高い案件を抽出 |
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X線検査装置の概略について教えてください。 | 検査対象貨物(コンテナ)について、水平方向と垂直方向の2方向からX線を照射し、貨物の内容確認をするもので、人間のレントゲン検査と似ている。 X線が貨物を通過する際に、原子番号の大きさによって透過の度合いが変化することを利用し、検査結果画面を色分けする機能等がある。 |
検査装置の更新契約であるが、リース契約なのか。 | 国庫債務負担行為制度を利用した、長期契約(リース契約)である。 |
【契約一覧表について(名古屋税関)】 |
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●案件番号6 「災害用備蓄食料品の購入」 |
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定期的に更新しているのか、また、災害時に配布するのは職員のみか。 | 賞味期限が経過することにより更新するものである。 また、税関の官署は港湾区域に所在しており、公務中に地震や豪雨等の大規模災害が発生した場合、被災者が発生するほか、陸の孤島となり帰宅困難者の発生も予想されることから、備蓄用食料品を確保している(災害時には当然として、一般の方々にも配布することになる)。 |