1 酒類鑑評会の趣旨

酒類の製造技術の進歩・発展を促し、市販酒の品質向上を図ることを目的とし、平成19酒造年度に管内で製造された清酒及び本格しょうちゅう(ただし、甘藷以外を原料に使用した本格しょうちゅうは、平成19年1月から6月に製造したものも含める。)の品質の調査研究を行い、今後の製造技術の参考とするとともに、審査成績が優秀であった酒類及び杜氏等その製造責任者に対して表彰状を授与し、その事績を顕彰するものです。

2 出品及び入賞状況

(1)清酒の部 清酒の部入賞者名簿

清酒の部
  熊本酵母吟醸酒 熊本酵母以外の酵母による吟醸酒 合計
出品場数
20
8
28
入賞場数
8
3
11

(2)本格しょうちゅうの部 本格しょうちゅうの部入賞者名簿

本格しょうちゅうの部
県名等 原料名 合計
甘藷 そば 黒糖 その他
熊本 出品場数 5 28 7 2 3 45
入賞場数 13 1 1 15
大分 出品場数 2 2 19 1 2 26
入賞場数 1 13 14
宮崎 出品場数 24 8 14 6 3 55
入賞場数 13 2 7 2 3 27
鹿児島 出品場数 82 7 20 25 1 135
入賞場数 35 3 6 12 1 57
全管 出品場数 113 45 60 9 25 9 261
入賞場数 48 19 27 3 12 4 113

3 本年鑑評会の特徴

(1) 熊本酵母吟醸酒の出品区分の新設

熊本国税局管内のみならず全国的に広く使われている熊本酵母で造られる吟醸酒は、食中酒にふさわしいまろやかな味が特徴です。その吟醸酒の醸造技術は熊本国税局管内で発展し継承され続けていることから、本年より熊本国税局酒類鑑評会に熊本酵母吟醸酒の出品区分を新設しました。

(2) 甘藷しょうちゅうの甘藷品種多様化への対応

甘藷しょうちゅうは伝統的な甘藷の品種「コガネセンガン」の使用割合が高いが、最近は新たな品種の甘藷を使用した本格しょうちゅう製造も盛んになっており、多様化された甘藷しょうちゅうの製造技術をより正確に評価するため、甘藷品種をグループ分けして品質評価を行いました。

 

本格しょうちゅう出品状況(県別・原料別出品点数)

原料別の本格焼酎出品点数を県別に表した図

3 入賞者名簿


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