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6. 平成29年東北清酒鑑評会の概況

平成29年11月10日
仙台国税局

吟醸酒の部45場及び純米酒の部49場を表彰

仙台国税局では、東北地方における清酒の製造技術及び品質の向上を目的として、東北清酒鑑評会を開催しています。
　東北清酒鑑評会には、仙台国税局管内の清酒製造場において前年の冬に醸造され、半年程度の貯蔵により熟成された清酒が出品されています。本年は、東北6県の清酒製造場から、吟醸酒の部に133場258点、純米酒の部に127場127点の清酒が出品されました。

表彰

10月上旬に行われた品質評価の結果、吟醸酒の部45場、純米酒の部49場、計94場が「優等賞」に選ばれました。また、このうち、それぞれの出品区分の上位3場が決定され、最も優秀な成績のものを「最優秀賞」、他の2場を「評価員特別賞」としました。11月10日に実施される表彰式において仙台国税局長が受賞者に賞状を授与します。

輸出振興のための取組

東北産清酒の輸出振興に資するため、上記受賞者に対して、日本語のほかに英語による賞状を授与します。また、公表資料の英語化に取り組んでいます。

講評

東北清酒鑑評会には、例年、全国トップクラスの醸造技術を持った杜氏や蔵人たちが冬の間に丹精込めて醸造し、夏の間も、細心の注意を払って管理、熟成された非常にレベルの高い清酒が出品されています。
　本年出品された清酒の傾向としては、吟醸酒の部は、優雅で華やかな香りと、なめらかで、すっきりとした味わいが調和した品格の高いものが揃っていました。
　また、純米酒の部は、多様な原料米や酵母が使用され、個性豊かなお酒が出品されていましたが、いずれも上品で、洗練された味わいでした。

平成29年東北清酒鑑評会概況書

1　開催目的

仙台国税局管内の清酒製造業者の製造技術及び品質の向上を図り、もって酒類業の健全な発達に資することを目的として、管内で製造された清酒の品質評価及び製造技術研究会等を開催する。

2　出品酒及び出品区分

(1)　出品酒
　平成28酒造年度中に、仙台国税局管内の自己の製造場で製造した清酒のうち、以下の出品区分に該当するものとする。

(2)　出品区分

イ　吟醸酒の部
　清酒の製法品質表示基準において吟醸酒に該当するもの

ロ　純米酒の部
　清酒の製法品質表示基準において純米酒に該当するもの

ハ　純米酒(試行)の部
　ロに該当し、かつ使用する白米（こうじ米を含む）の過半数が精米歩合60％以上のもの
（※　試行であることから賞の授与、結果等の公表は行わない。）

(3)　出品点数
 1製造場当たり吟醸酒の部2点以内、純米酒の部1点以内、純米酒（試行）の部1点以内とする。

3　品質評価

(1)　月日及び場所

• 月日　平成29年10月3日（火）から6日（金）、11日（水）
• 場所　仙台国税局鑑定官室

(2)　品質評価員

※〇は、品質評価に参加した日を示す。
＊：純米酒(試行)の部1審も実施
＊＊：純米酒(試行)の部2審も実施

4　成績の決定及び賞状の授与

吟醸酒の部及び純米酒の部において、品質評価の成績が優秀な出品酒を「優等賞」とし、当該出品酒を出品した製造場を表彰する。また、出品区分ごとに上位3場を決定し、その中で最も優秀な成績を収めた製造場に対し「最優秀賞」、他の2場に対し「評価員特別賞」を授与する。
　これらの製造場に対して日本語及び英語の賞状を仙台国税局長名で授与する。

5　製造技術研究会

(1)　目的
　清酒製造関係者に対し、技術力研さんの機会として出品酒の利き酒を行う場を提供するため開催する。

(2)　月日及び場所

• 月日　平成29年11月10日（金）
• 場所　仙台合同庁舎Ａ棟8階講堂

6　出品点数

※括弧書きは、出品製造場数を示す。

7　優等賞点数（最優秀賞、評価員特別賞を含む。）

※括弧書きは、受賞製造場数を示す。

8　受賞者名簿

(1)　吟醸酒の部

(2)　純米酒の部