武藤衝さん

プロフィール

武藤 衝(むとう しょう)

仙台国税局
 課税第一部個人課税課

社会人経験者/H30採用

Q 現在の仕事について

 個人課税課に所属し、主に「地方団体から国への申告書等データ引継ぎ」の推進に関する業務を担当しています。
 所得税の確定申告は、税務署のほか、各市区町村の会場でも多くの申告相談が行われています。各市区町村で受付した確定申告書は、管轄の税務署に引き継がれますが、平成27年分までは全て書面による申告書で処理が行われていました。
 この処理を、e-Taxの仕組みを活用して電子データのやり取りをすることにより、国・地方団体双方の事務効率化と情報セキュリティの向上を図るのが「地方団体から国への申告書等データ引継ぎ」です。

Q 転職した理由は

 新卒の頃、広いエリアを対象にする仕事に就きたいな・・・と思っていたものの、当時は実現できませんでした。
 前職にはやりがいを感じ、一所懸命取り組んでいましたが、年々加速度的に業務が増えていくことに対応しきれなくなる不安を感じ、環境を変えたいと考えるようになりました。
 そんなとき、国税庁社会人経験者採用試験の募集を見つけ、新卒の頃の心境を思い出して受験しました。

Q この職場でチャレンジしたいことは

 毎年の税制改正に加えて、申告や手続等のデジタル化が進行していますが、ITが苦手な納税者にはつらい部分があります。
 仙台国税局管内は高齢化率の高い地域が多く、対象となる方々も多いと思われますので、より分かりやすく利用できる手段を考えています。

皆さんへのメッセージ

 専門性が高い業務に従事することから、採用時の基礎研修をはじめ研修制度が充実しています。また、日頃から互いに教え合い、また、チェックし合いながら業務を進める環境であり、「税に関する仕事は初めて」という方でも着実にステップアップしていける職場だと思います。
 転職して1年生に戻るのは決意がいることですが、国税業務はあらゆる分野と関わりがあるため、前職で培った経験が生かせる場面が必ずあります。
 ぜひ、国税の職場を選択肢の一つに加えてみませんか。