開催日及び場所 令和2年3月19日(木) 回覧にて実施
委員 委員長 道尻  豊(はやみち法律事務所・弁護士)
委員 米田 雅宏(北海道大学大学院法学研究科・教授)
委員 篠河 清彦(篠河公認会計士事務所・公認会計士)
審議対象期間 令和元年10月1日(火) 〜 令和元年12月31日(火)
契約の現状の説明 審議対象期間の契約一覧について(別紙参照)
抽出案件 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 1件 契約件名 新千歳空港国際線旅客ターミナルビル官庁部分区間貫通処理補修工事
契約相手方 株式会社北栄電気工業
(法人番号9440002008617)
契約金額 1,864,429円
契約締結日 令和元年12月9日
担当部局 函館税関
随意契約(公共工事) −件 契約件名
契約相手方
契約金額
契約締結日
担当部局
競争入札(物品役務等) 2件 契約件名 東7条住宅(503棟)外壁改修その他工事監理業務
契約相手方 株式会社エイト設計
(法人番号2430001032014)
契約金額 1,515,800円
契約締結日 令和元年10月7日
担当部局 北海道財務局
契約件名 確定申告期における備品等の借入れ及び会場設営業務
契約相手方 株式会社グッドワン
(法人番号4450001001048)
契約金額 41,580,000円
契約締結日 令和元年12月16日
担当部局 札幌国税局
随意契約(物品役務等) 1件 契約件名 埠頭監視カメラシステム随時保守請負契約
契約相手方 NECネクサスソリューションズ株式会社
(法人番号7010401022924)
契約金額 2,611,730円
契約締結日 令和元年12月23日
担当部局 函館税関
応札(応募)業者数1者関連 1件 契約件名 東7条住宅(503棟)外壁改修その他工事監理業務
委員からの意見・質問、それに対する回答   別紙のとおり
委員会による意見の具申   無し
意見・質問 回答
【事案1】  
契約件名 東7条住宅(503棟)外壁改修その他工事監理業務  
契約相手方 株式会社エイト設計
(法人番号2430001032014)
契約金額 1,515,800円
契約締結日 令和元年10月7日
担当部局 北海道財務局
 特記仕様書において参考人工数を明示していることが高落札の要因と認識しているが、参考人工数を明示しないといった対策はとれないのか。  工事監理委託料を積算するためには、直接人件費を算定する必要があり、このための目安となる参考人工数については、設計事務所が改修工事等の内容を詳細に積算し算出することは困難であるため、参考人工数を明示している。
 「官庁施設の設計業務等積算基準」に基づき予定価格を算定しているが、当該積算基準は業者も知り得るものなのか。  「官庁施設の設計業務等積算基準」は、公表されている。
 工事監理業務は、「工事受注者等が行う工事が設計図書の内容に適合しているかどうかの確認」、「監理仕様書に定められた試験、立会い」など、工事場所である帯広市で行うことが多いと想定される。札幌市に本社がある受注者が、受注した金額で業務が履行可能かどうかの検討は行ったのか。

予定価格の算定にあたっては、「官庁施設の設計業務等積算基準」に則り積算することになっている。

交通費は諸経費に含まれるとされており、これを踏まえ落札した業者も交通費を含めて検討した上で応札したものと考えている。

【事案2】  
契約件名 新千歳空港国際線旅客ターミナルビル官庁部分区間貫通処理補修工事  
契約相手方 株式会社北栄電気工業
(法人番号9440002008617)
契約金額 1,864,429円
契約締結日 令和元年12月9日
担当部局 函館税関
 公告から入札終了までの日程がタイトであると思料するが、余裕のある日程での調整は可能ではなかったか。  最大限意識したものであるが、既設施設の拡張につき、各入居の諸官庁の業務の安定性確保との兼ね合いもあったところ。特殊事例ではあったが今後の契約処理においてはご指摘のとおり、公告期間の十分な確保等を念頭に行っていきたい。
 予定価格積算において、資料等はどう使い分けているか。  国交省所管の「公共建築工事標準単価積算資料」に基づき、各々積算をしたところ。本件契約の予定価格にあっては、その工種から、工事業者見積の単価等を採用したもの。
【事案3】  
契約件名 埠頭監視カメラシステム随時保守請負契約  
契約相手方 NECネクサスソリューションズ株式会社
(法人番号7010401022924)
契約金額 2,611,730円
契約締結日 令和元年12月23日
担当部局 函館税関
 別途定期保守契約も行っているとのこと、本件については当該定期保守の範疇で処理はできなかったのか。  本事象は「年1回」実施している定期点検後に発生した突発的事象であり、その点検当時には現認できなかったこと、且つ、発生した不具合処理については定期点検契約において定めていない項目であることから、単体の契約として処理したもの。仮に定期点検をフルメンテナンスで行う場合には、保守項目増加による無用な費用が通年で発生することも懸念されるため、経済性の観点から別契約としている。
【事案4】      
契約件名 確定申告期における備品等の借入れ及び会場設営業務  
契約相手方 株式会社グッドワン
(法人番号4450001001048)
契約金額 41,580,000円
契約締結日 令和元年12月16日
担当部局 札幌国税局
 前回までの応札業者数はどのようになっているのか。また、予定価格の積算は、前回までの入札結果を考慮したものか。

過去5年間において、応札業者数は2者となっている。

また、予定価格は、前回を含めた過去の調達実績のほか、人件費及び運送費の市況価格を踏まえつつ、業者の意見等も参考に積算している。

 競争参加資格を広げているにもかかわらず、応札業者が2者のみであった理由は何か。

本件業務が、?全道各地での業務であること、?各税務署における確定申告会場設営、復元時期が集中していることなどが原因と考えている。

当局においても、2者での応札が続いていることから、仕様書の見直し、業者への声掛けを行っているところであり、今後においても、業者からの意見を参考に仕様書を見直すなどしていきたい。

 地理的に近い場所ごとに業務を区分して入札することにより対応業者が増加し、入札金額も低くできる可能性はないか。  地域によるグループ分けによる入札等の検討も行ったが、地域によっては、対応できる業者が現応札業者以外にいないため、金額面でのスケールメリット及び調達に係る事務量を考慮し、道内各地を集約して調達している。