開催日及び場所 令和元年12月19日(木)札幌第2合同庁舎 9階 講堂
委員 委員長 岸本 太樹(北海道大学大学院法学研究科・教授)
委員 道尻  豊(はやみち法律事務所・弁護士)
委員 富樫 正浩(公認会計士富樫正浩事務所・公認会計士)
審議対象期間 令和元年7月1日(月) 〜 令和元年9月30日(月)
契約の現状の説明 審議対象期間の契約一覧について(別紙参照)
抽出案件 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 1件 契約件名 税務大学校札幌研修所用地境界フェンス改修工事
契約相手方 株式会社 アスフル
(法人番号7430001052453)
契約金額 3,168,000円
契約締結日 令和元年7月24日
担当部局 札幌国税局
随意契約(公共工事) 1件 契約件名 桜ヶ岡住宅(502棟ほか3棟)ほか1住宅屋内ガス設備改修工事
契約相手方 釧路ガス株式会社
(法人番号1460001000398)
契約金額 40,032,914円
契約締結日 令和元年9月4日
担当部局 北海道財務局
競争入札(物品役務等) 2件 契約件名 小樽市住吉町国崖地質調査解析業務(小樽市住吉町38番地先ほか)一式
契約相手方 応用地質株式会社北海道事務所
(法人番号2010001034531)
契約金額 13,090,000円
契約締結日 令和元年8月2日
担当部局 北海道財務局
契約件名 3次元画像解析X線CTスキャン検査装置購入契約
契約相手方 SmithsHeimannGmbH
(法人番号5700150015680)
契約金額 34,020,000円
契約締結日 令和元年7月16日
担当部局 函館税関
随意契約(物品役務等) -件  
応札(応募)業者数1者関連 1件 契約件名 桜ヶ岡住宅(502棟ほか3棟)ほか1住宅屋内ガス設備改修工事
委員からの意見・質問、それに対する回答   別紙のとおり
委員会による意見の具申   無し
意見・質問 回答
【事案1】  
契約件名 桜ヶ岡住宅(502棟ほか3棟)ほか1住宅屋内ガス設備改修工事  
契約相手方 釧路ガス株式会社
(法人番号1460001000398)
契約金額 40,032,914円
契約締結日 令和元年9月4日
担当部局 北海道財務局
 予定価格はどのように積算したのか。  ガス工事については、経済産業省から認可を受けている一般ガス導管事業者しか工事が出来ないこととなっている。
 工事費については、当該事業者が供給約款を定め、認可されている別途見積単価表で積算していることから、当局においても当該単価表に基づき積算している。
 そのため、当局予定価格と相手方見積価格が同額となったものである。
 当該単価については、一般に公表されているものか。  当該単価については、釧路ガスのホームページで公表されている。
 ガス配管について、更新の基準はあるのか。  ガス配管の更新については、国土交通省において基準が示されており、30年となっている。
【事案2】  
契約件名 小樽市住吉町国崖地質調査解析業務(小樽市住吉町38番地先ほか)一式  
契約相手方 応用地質株式会社北海道事務所
(法人番号2010001034531)
契約金額 13,090,000円
契約締結日 令和元年8月2日
担当部局 北海道財務局
 落札率が低くなった要因は何か。  本業務は、解析業務と地滑り調査業務からなるが、解析業務においては、落札業者が昨年度に当該国有地の事前調査を実施しており、その成果や小樽市内近隣で行った業務の調査結果を活用することが可能であったこと。
 また、地滑り調査業務においては、使用する資材に自社商品を使用することでコストの削減が可能となったことから落札率が低くなったものである。
 1者応札の要因は何か。  小樽地域では同時期に北海道新幹線建設工事、高規格道路建設工事などに関連する地質調査業務の発注が重なっていたこと。
 また、調査対象地はガソリンスタンドの背後に位置しており、さらに崖の上の住宅店舗の一部が崖地にせり出すように建てられており、作業の困難性が高いことから、他の業者は敬遠したと考える。
 予定価格を算定するにあたり、業者から参考として見積書を徴求しているのか。  調査内容を検討するうえで参考として落札業者及びもう1社から見積書を徴求している。
 なお、予定価格については、国土交通省等で公表されている資料を基に積算している。
【事案3】  
契約件名 3次元画像解析X線CTスキャン検査装置購入契約  
契約相手方 SmithsHeimannGmbH
(法人番号5700150015680)
契約金額 34,020,000円
契約締結日 令和元年7月16日
担当部局 函館税関
 低落札率の要因は何か。
 ※当該質問はなかったが、契約概要説明の際に抽出理由(低落札率)への回答として右記のとおり説明した。
 本年1月に本件同様の入札案件が他税関であったが、その時は他社が落札しているので今回はその関係で競争原理が働き、結果として低価で入札・落札したものと思料される。
 本件同様の入札案件が他税関であったということであるが、その時の落札者の入札額は今回の落札額に近い金額であったのか。  他税関の落札額は2セットで約6千万円であり1セットであれば3千万円位になるため、今回の落札額に近い金額で入札していたことにとなる。
 入札に参加しなかった者がいたというが、何か事情があったのか。  後で確認したところ、会社の担当者が入札日を間違えていたため、結果として不参加になったとのことである。
【事案4】      
契約件名 税務大学校札幌研修所用地境界フェンス改修工事  
契約相手方 株式会社 アスフル
(法人番号7430001052453)
契約金額 3,168,000円
契約締結日 令和元年7月24日
担当部局 札幌国税局
 入札者数が4者に留まった理由は何か。  今回の工事期間が、外工事の過渡期に該当していたため、業者において他の工事と掛け持ちでのスケジュール調整が困難だったのではないかと推測している。
 入札の周知方法として問題はなかったか。  通常の方法と同様に、国税庁ホームページや庁舎掲示板を用いて入札公告の掲示を行っている。また、工事の入札に関しては、他官庁のホームページと相互リンクしており、周知方法は適切であったと認識している。