開催日及び場所 | 平成29年3月23日(木)札幌第2合同庁舎 札幌国税局 第1会議室 | |||
---|---|---|---|---|
委員 | 委員長 | 岸本 太樹(北海道大学大学院法学研究科・教授) | ||
委員 | 道尻 豊(はやみち法律事務所・弁護士) | |||
委員 | 富樫 正浩(公認会計士富樫正浩事務所・公認会計士) | |||
審議対象期間 | 平成28年10月1日(土)から平成28年12月31日(土) | |||
契約の現状の説明 | 審議対象期間の契約一覧について(別紙参照) | |||
抽出案件 | 4件 | (備考) | ||
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名 | : | 琴似住宅(619棟ほか2棟)取付道路新設その他工事 |
契約相手方 | : | 有限会社武田企画 (法人番号5430002054707) |
||
契約金額 | : | 7,776,000円 | ||
契約締結日 | : | 平成28年10月5日 | ||
担当部局 | : | 北海道財務局 | ||
随意契約(公共工事) | -件 | - | ||
競争入札(物品役務等) | 2件 | 契約件名 | : | 普通乗用自動車3台の交換購入契約 |
契約相手方 | : | 株式会社札幌ホンダカーズ南札幌 (法人番号2430001015786) |
||
契約金額 | : | 5,970,749円 | ||
契約締結日 | : | 平成28年10月14日 | ||
担当部局 | : | 函館税関 | ||
契約件名 | : | 札幌北税務署ほか3税務署確定申告期における駐車場警備業務(第3コース・札幌西税務署分) | ||
契約相手方 | : | 東洋ワークセキュリティ株式会社 (法人番号9370001018599) |
||
契約金額 | : | 2,945,268円 | ||
契約締結日 | : | 平成28年12月26日 | ||
担当部局 | : | 札幌国税局 | ||
随意契約(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | : | コンテナ貨物大型X線検査装置修理請負契約 |
契約相手方 | : | 株式会社IHI検査計測 (法人番号4010701000913) |
||
契約金額 | : | 24,181,200円 | ||
契約締結日 | : | 平成28年10月3日 | ||
担当部局 | : | 函館税関 | ||
応札(応募)業者数1者関連 | 2件 | 契約件名 | : | 普通乗用自動車3台の交換購入契約 |
契約件名 | : | コンテナ貨物大型X線検査装置修理請負契約 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答 | 別紙のとおり | |||
委員会による意見の具申 | なし |
意見・質問 | 回答 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
【事案1】
|
||||||||||||||||
低落札率となった理由は。
|
自社所有の重機や敷鉄板を活用できること、アスファルト舗装以外の工事は自社従業員が施工することなどから、工事費のコストダウンが図られたことが主因である。
|
|||||||||||||||
予定価格について、どのような根拠で算定しているのか。
|
予定価格は、資材及び労務費などからなる複合単価により算定されており、資材については業界で発行している刊行物、労務費については国土交通省が公表している「公共労務単価」に基づいている。
|
|||||||||||||||
低価格調査について、契約内容に適合した履行がおこなわれるかどうかの判断となる基準はあるのか。
|
低価格調査については、入札価格の算定根拠、経営状況などについて資料の提出を受けて、担当者がヒアリングを実施するなどにより、当該入札価格で、契約内容に適合した履行がなされるかどうかを総合的に判断している。
|
|||||||||||||||
【事案2】
|
||||||||||||||||
官用車の耐用年数というのはなにか基準があるのか。
|
財務省の統一的な基準として、原則12年経過、もしくは走行距離が10万キロを超えた車両となっている。
|
|||||||||||||||
1者応札となった理由及び今後の対応策は。
|
仕様書で対象車種の限定はしておらず、各メーカー保有車種は多数あることも確認していたため、1者しか入札がなかったのは想定外である。入札に参加しなかった地元のディーラーにヒアリングしたところ、入札では利益があまり見込めないとのことで、納車後のメンテナンス等の請負もあれば参加したということだった。
今後の1者応札の対応策としては、これまでも行っているが、対象車種が複数となるような仕様書とし、公告期間、納車期間等長めにとるなどで対応したいと考える。
|
|||||||||||||||
【事案3】
|
||||||||||||||||
基本的な質問として、この装置で違法薬物がわかるのか。
|
本装置により、通常と異なる物が貨物の中に入っていることがわかり、その貨物を開披することにより違法薬物を発見することができる。
|
|||||||||||||||
部品の交換修理については、納入業者の保証はないのか。
|
故障部品はメーカー保証期間を経過していたため、税関の負担で修理を実施した。
|
|||||||||||||||
予定価格の算出方法は。
|
当該装置はリース契約を行っているものであり、納入業者からあらかじめ随時保守部品価格表の提出を受けており、それを基に部品代のほか人件費、作業日数などを算出した。
|
|||||||||||||||
コンテナ貨物大型X線検査装置のリース契約の内容はどのようなものか。
|
リース契約には定期保守契約も含まれているが、今回の修理は定期保守契約には含まれない保証期間外の部品交換を行う修理であったため、個別の随意契約を行った。
|
|||||||||||||||
リース期間の終盤において比較的多額の修理費が発生しているが、リース契約条件の見直しについてどのように考えているか。
|
本装置は税関検査に欠くことのできないものであり、一方、検査ができないからと言って物流をストップさせることもできない。
残りのリース期間と修理内容を比較検討して、実施すべきかどうかを判断しているが、契約条件の見直しについては今後も検討したい。
|
|||||||||||||||
公募公告の周知方法はどのようにしているのか。
|
函館税関のHPに載せており、財務局、国税局の調達情報ともリンクを貼るなどして広く周知している。
|
|||||||||||||||
【事案4】
|
||||||||||||||||
入札金額について、業者間で大きく違いが発生しているのはなぜか。
|
当該業務は全4コースあり、第1コースから順に開札を行っているため、先に第1及び第2コースを落札した業者が無難な価格で入札したことや、まだ落札していなかった契約相手方がより競争力のある価格で入札したこと等の要因により、業者間で入札金額に大きな差が生じたと考えられる。
|
|||||||||||||||
入札に参加した業者は、コース毎に異なる単価を設定しているのか。
|
入札状況を見ると、同一の業者であってもコース毎に異なる単価を設定しており、契約したいコースである程、より競争力のある単価を設定していると考えられる。
|
|||||||||||||||
他にもコースがある中、当該コースに入札することについて、何らかの意図はあるのか。
|
例えば、過去に契約実績がある業者であれば経験に基づく利点があり、所在地が税務署の付近にある業者であれば移動時間等に利点がある。また、付近に混雑しやすい場所があれば業務の難易度も高くなる。聴取は行っていないが、各業者はこれらのことを検討していると考えられるため、何らかの意図はあると思われる。
|
|||||||||||||||
契約単価について、ワーキングプア等の労働者の生活の問題やサービスの質等の安全性の問題にも係わることから、適正な価額をどのように考えているのか。
|
予定価格を積算するに当たっては、最低賃金は常に重視しているところである。
また、業者から参考見積書を提出してもらう場合等において、最低賃金が守られていることを確認するようにしている。
|
|||||||||||||||
最低賃金について、北海道は特に賃金水準が低いため、これを守るだけでは問題解決とはならない。今後において、考えていかなければならない問題である[意見]。
|
|
|||||||||||||||
入札に参加した業者は、4コース全てに応札しているのか。
|
契約したいコースにのみ参加する場合等、4コース全てには応札しない業者もいる。
|
|||||||||||||||
例年、このコースはこの業者が応札するといったような傾向はあるのか。
|
業者によっては過去の経験等から得意としているコースもあるため、例年、同じような傾向にあると言える。
|