開催日及び場所 | 平成27年12月18日(金)札幌第1合同庁舎 北海道財務局 大会議室 | |||
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委員 | 委員長 | 池田 茂コ(池田茂コ法律事務所・弁護士) | ||
委員 | 石若 保志(新日本有限責任監査法人・公認会計士) | |||
委員 | 岸本 太樹(北海道大学大学院法学研究科・教授) | |||
審議対象期間 | 平成27年7月1日(水)から平成27年9月30日(水) | |||
契約の現状の説明 | 審議対象期間の契約一覧について(別紙参照) | |||
抽出案件 | 4件 | (備考) | ||
競争入札(公共工事) | 2件 | 契約件名 | : | 旭川8条住宅(801棟)ほか1住宅エレベーター改修工事 |
契約相手方 | : | 東芝エレベータ株式会社 北海道支社 | ||
契約金額 | : | 39,960,000円 | ||
契約締結日 | : | 平成27年9月1日 | ||
担当部局 | : | 北海道財務局 | ||
契約件名 | : | 札幌国税局GHP・EHP更新工事 | ||
契約相手方: | : | 株式会社空調工房 | ||
契約金額 | : | 5,940,000円 | ||
契約締結日 | : | 平成27年8月3日 | ||
担当部局: | : | 札幌国税局 | ||
随意契約(公共工事) | -件 | |||
競争入札(物品役務等) | 2件 | 契約件名 | : | 平成27年度合同庁舎草刈業務(単価契約) |
契約相手方 | : | ニューライフ警備保障株式会社 | ||
予定調達総額 | : | 3,712,795円 | ||
契約締結日 | : | 平成27年7月6日 | ||
担当部局 | : | 北海道財務局 | ||
契約件名 | : | 監視艇「はまなす」船体維持修繕契約 | ||
契約相手方 | : | 川崎造船株式会社 | ||
契約金額 | : | 3,564,000円 | ||
契約締結日 | : | 平成27年8月21日 | ||
担当部局 | : | 函館税関 | ||
随意契約(物品役務等) | -件 | |||
応札(応募)業者数1者関連 | 2件 | 契約件名 | : | 旭川8条住宅(801棟)ほか1住宅エレベーター改修工事 |
契約件名 | : | 監視艇「はまなす」船体維持修繕契約 | ||
委員からの意見・質問、 それに対する回答 | 別紙のとおり | |||
委員会による意見の具申 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【事案1】
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1者応札となった理由は何か。 | 本件は、一般競争入札を実施し広く参加者を募り入札説明を受けた業者が3者であったものの、手持ち工事が多く技術者の確保が困難なことなどから、結果的に応札者は東芝エレベーター1者のみとなっている。 |
競争参加資格がA等級のみの理由は何か。 |
競争参加資格については、工事の業種区分が機械器具設置工事であり、予定価格が1,500万円以上であったことから、「財務省所管の建設工事等の契約に係る競争参加者資格審査事務等取扱要領の制定について(平成12年12月27日付蔵会第4096号)」第18にのっとりA等級を設定している。 また、北海道地区に格付けされる当該A等級の登録業者のうち、エレベーター製造メーカーについては14者が登録されており、当該等級のみで競争性が確保されると判断したところ。 |
1者応札の割にやや低落札率(90.9%)の理由は何か。 |
本件の予定価格は、図面、仕様書に基づき算出した積上げ金額であり、入札を実施した結果として当該落札率となったものである。 なお、同時期に入札を実施した他のエレベーター改修工事に係る落札率としては、83.5%と96.1%であった。 |
意見・質問 | 回答 |
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【事案2】
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入札参加資格のランク等設定について説明願いたい。 |
競争参加資格については、業務自体が比較的安易なものであることから、業種区分を「役務の提供」「土木一式工事」「造園工事」を設定した。 更に、予定価格に対応する等級については、「役務の提供」がC等級、「土木一式工事」がD等級、「造園工事」がB等級の状況であったものの、「財務省所管の物品製造等の契約に係る競争参加者資格審査事務等取扱要領の制定について(平成12年12月27日付蔵会第4095号)」第16にのっとり、「役務の提供」及び「造園工事」については下位1級まで拡大、「土木一式工事」ついてはD等級が最下等級であることから上位1級のC等級まで設定することにより競争性の確保に努めたところ。 |
低落札率となった要因は何か。 | 当該受注された業者は、昨年度も同業務を受注しており、利幅の増加を目的とする単価の見直しを行った結果、本業務を履行するに当たり十分可能な金額と判断し応札されたものである。 |
意見・質問 | 回答 |
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【事案3】
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船体維持修繕とは特殊な修繕なのか。 | 年に1回実施するもので、航行によって剥がれた塗装や、防蝕したアルミ板を交換するなどの修繕を行うものである。 |
1者応札の理由は何か。 |
監視艇の船体維持修繕を行う場合、船を陸に上げるための上架施設が必要である。 調査したところ、上架施設を有する造船所は北海道内では、増毛、函館、室蘭、釧路などに数者程度しかなく、各造船所においても受け入れ能力に制限があることから、入札参加者が少ない実態にある。 |
過去に複数者応札した事例があるか。 | 平成25年度は5年に1回の定期検査であったが応札者は2者であった。 |
予定価格は公表しているのか。 | 公表していない。 |
1者応札を回避する取組みは何か行っているか。 | 競争参加資格がC等級であるが、D等級まで拡大して入札を実施している。 |
随意契約にはならないのか。 | 上架施設を有する造船所は北海道内においても数者存在しており、原則である一般競争入札を実施している。 |
意見・質問 | 回答 |
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【事案4】
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入札金額について、同額の業者がいた場合には、くじで決めるという決まりがあるのか。 | 予算決算及び会計令第83条に基づき、同価入札の場合にはくじ引きで落札者を定めることとなる。 |
入札参加資格に該当する業者数はどの程度いるのか。 | 北海道内に営業所を有する事業者に限ると、管工事のB等級は289者、C等級は132者、合計421者である。 |
調査基準価格はどのように算出するのか。 | 財務省で定めた「予算決算及び会計令第85条の基準の運用方針等について(平成11年4月8日付蔵会第1194号)」に掲げる運用方針より調査基準価格を算出している。 |
調査基準価格を下回り、調査した結果、契約しなかった事例はあるのか。 | ここ数年において事例はないが、過去には、調査の結果、適正に履行されないと判断し、契約しなかった事例がある。 |