第15回全国生涯学習フェスティバル(まなびピア沖縄2003)には、県内外から多数の団体・企業等が参加する予定です。これらの参加団体・企業等が支出する費用の形態は次の1のとおりであり、その税務上の取り扱いについては、次の2のとおりと考えておりますので、ご検討願います。

1 参加団体・企業が支出する費用の形態

(1) 生涯学習見本市への出展費用
 参加団体・企業等が生涯学習社会への提案を行うために、自らの活動や楽しく学ぶための多様な情報、素材、商品、サービス等を紹介し、実行委員会が会場内に設けた施設を利用して出展するものです。
 参加団体・企業等は施設の小間使用料のほか、展示の設置費用、期間中の運営費用、撤去費用等を負担します。

(2) 生涯学習体験広場への参加費用
 会場内に設けた広場で、団体・企業及びこれらに所属する自主的サークル等が、活動成果を発表したり、体験教室等を行うものです。
 参加料は無料ですが、参加に必要な交通費・宿泊費等は参加する団体・企業等が負担します。

(3) 参加団体主催事業への参加費用
 会場地である宜野湾市、開催市である那覇市で行われる参加団体主催事業は、生涯学習に関連する様々な事業を団体・企業が自ら行うものです。団体・企業等が作成するパンフレットやポスターの印刷物、会場内装飾等の造作物、交通費等は団体・企業等が負担します。

2 費用に対する見解

(1) 生涯学習見本市への出展費用

ア 生涯学習見本市出展のための施設の小間使用料及び出展のための設置費、運営費は、生涯学習見本市開会日又は閉会日の属する事業年度又は年の損金の額又は必要経費に算入する。

イ 撤去費用(廃材等の処分見込額を除く。)は、撤去の日の属する事業年度又は年の損金の額又は必要経費に算入する。

(2) 生涯学習体験広場への参加費用
 生涯学習体験広場の参加に必要な交通費・宿泊費等は、参加した日の属する事業年度又は年の損金の額又は必要経費に算入する。

(3) 参加団体主催事業への参加費用
 参加団体主催事業への参加に必要なパンフレットやポスターの印刷物・会場内装飾等の造作物、交通費等は参加した日の属する事業年度又は年の損金の額又は必要経費に算入する。
 ただし、催事実施後、催事参加者が引き続き事業の用に供することが明らかな資産については、一般の例による。

(4) 生涯学習フェスティバルへの協賛費用
 その支出額を、フェスティバル開会日又は閉会日の属する事業年度又は年の損金の額又は必要経費に算入する。