財務省第8入札等監視委員会
令和6年度第3回定例会議議事概要
開催日及び場所 | 令和7年3月24日(月) 名古屋国税総合庁舎8階会議室 | ||
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委員 | 委員長 | 河邊 伸二 (名古屋工業大学 大学院教授) | |
委 員 | 宮ア 陽平 (宮ア陽平公認会計士税理士事務所 公認会計士) | ||
委 員 | 中島 健一 (中島総合法律事務所 弁護士) | ||
審議対象期間 | 令和6年10月1日から令和6年12月31日まで | ||
契約の現状の説明 | 審議対象期間に係る契約一覧表について | ||
抽出案件 | 3件 | (備考) | |
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | グループテーブル等の購入 |
契約相手方 | 株式会社篠田商会 (法人番号2180001016918) |
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契約金額 | 16,335,000円 | ||
契約締結日 | 令和6年12月23日 | ||
担当部局 | 名古屋国税局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | 鹿子殿第2住宅外2住宅24アスベスト調査業務 |
契約相手方 | 株式会社環境科学研究所 (法人番号8180001011830) |
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契約金額 | 5,610,000円 | ||
契約締結日 | 令和6年12月12日 | ||
担当部局 | 東海財務局 | ||
競争入札(物品役務等) | 1件 | 契約件名 | ハイブリッド乗用自動車1台の賃貸借 |
契約相手方 | J−netレンタリース株式会社 (法人番号2180001048201) |
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契約金額 | 2,999,040円 | ||
契約締結日 | 令和6年10月21日 | ||
担当部局 | 名古屋税関 | ||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 以下のとおり | ||
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【抽出案件について(名古屋国税局)】
落札状況に着目した案件を抽出 |
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本案件同様に、案件番号7も什器類の購入であるが、落札率及び応札者数に違いが見られる。 予定価格の積算において、参考見積を徴したのは落札者か。 |
落札者及び他の業者から参考見積を徴し、予定価格積算の参考としている。 |
本案件及び案件番号7の落札率に開差がある理由は何か。 | 什器類の購入案件については、採用している予定価格の積算方法の違いなどにより、両者の落札率に違いが出たものと考えている。 |
契約金額には、更新により不用となる既存品の処分費用を含んでいるか。 | 契約金額には、処分費用を含んでいる。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号 8 源泉事務センター庁舎移転業務 |
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落札率や応札者数から判断し、非常に競争が働いたと考えられる。このような落札率となった要因は何か。 | 複数の業者から参考見積を徴し、これらを参考に予定価格を積算しているが、落札業者は非常に安価な金額で入札したことから、このような落札状況になったものと考えている。 |
庁舎移転を行ったのはいつか。 また、それは業態として閑散期であるか。 |
令和6年12月である。 業者へ確認はしていないが、繁忙期ではないと考えている。 |
今回の調達は、業務実施時期が業者の閑散期だったことから安価な調達に繋がったものと考えられる。今後の調達においても、実施時期を考慮した調達を行っていただきたい。 | 今後も引き続き、実施時期を考慮した調達を行う。 |
【契約一覧表について(名古屋国税局)】
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●案件番号 15 「確定申告電話相談センター」の運営業務 |
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一者応札解消のための対策は考えているか。 | 本案件は、初期費用としてシステム構築に係る費用が発生する業務である。例年の契約業者が当該ノウハウに長けており、コスト的にも有利であることから、一者応札が継続しているものと考えている。 一者応札解消に向けては、引き続き、業者への積極的な声掛けのほか、公告期間を拡大し、業者の準備期間を十分に確保するなどの対策をしていきたいと考えている。 |
【抽出案件について(東海財務局)】
一者応札及び落札状況に着目した案件を抽出 |
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一者応札の要因は何か。 | 本件については、特定の資格(特定建築物石綿含有建材調査者)を持つ人員が必要である点から、参加可能業者が限られるものである。 さらに、調査する建物数が多く、かつ各業務場所(名古屋市、岡崎市、豊橋市)が地理的に離れていたため、業者に契約期間内(3か月程度)での業務完了が困難と判断された可能性がある。 同種の案件の入札時には、適正な業務規模や等級拡大等を検討し、かつ可能な限り早期に発注をすることとしたい。 |
高落札率となった要因は何か。 | 予定価格について、3者から参考見積を徴取し、最も低い価格を採用したところ、採用した参考見積を提出した業者が落札したためである。 |
本件は契約期間が3か月程度とのことだが、入札時期を前倒しすることで、より長期間の契約期間を確保することはできなかったのか。 | 契約担当課における他業務との調整の結果であるため、入札時期の前倒しは困難であったものと思料する。 また、参考見積を3者から徴取できており、当初は工期を確保できていると考えていたものである。 |
本件は調査する建物数が多かったとのことだが、同種の他の案件(案件番号10:小鹿住宅24アスベスト調査業務)と本件の3住宅を分割したのはなぜか。地理的に近い物をまとめた上で2住宅ずつでの発注などはできなかったのか。 | 小鹿住宅は現地建替に係る調査であるのに対し、本件は解体に係る調査であるため、調査実施に至る経緯が異なるものである。 また、本件は参考見積を3者から徴取できており、当初は業務規模についても適正なものと考えていたものである。 |
今後は早期に発注するとのことだが、スケジュールの管理についてはどのように行っているのか。 | 合同宿舎の廃止については、計画的に実施しているものであり、計画時に余裕を持った業務期間の確保に努めることとしたい。 | 【契約一覧表について(東海財務局)】
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●案件番号1 仲田住宅1号棟24屋上防水改修工事 |
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落札率が低くなった要因は何か。 | 落札業者の所在地は業務場所と地理的に近く、効率的に業務を行うことができ、かつ材料メーカーとの太いパイプを持っているため、価格を低く抑えることが可能になったものと考えられる。 |
【抽出案件について(名古屋税関)】
落札状況に着目した案件を抽出 |
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今回リースした車種は何か。 | 日産セレナである。 |
リースできる車両は、他の車種でも選択可能か。 | 他の車種でも選択可能である。 |
リース期間中において、損傷等が発生した場合、その修理費用は借主が負担するのか。 | 仕様書において、経年劣化や通常使用による軽微な破損で、借主に明らかな過失がない場合は、リース会社で費用を負担する旨定めている。 |
軽微とは、ぶつけたり擦ったりといった類のものか。 | 軽くぶつけたり擦ったりといった類である。 なお、借主に過失がある場合は、協議を行い決めることとしている。 |
全損や半損した場合であっても、当初のリース契約において、新たな代車をリースできるのか。 | 新たな車両はリースできない。 |
契約書第21条において、動産総合保険を事業者で付保するとあるが、一般的にいう任意保険や車両保険も含めて、付保されているということか。 | 保険に関してはリース会社において付保し、その費用は、全てリース会社において負担している。 |
仕様においてハイブリット車と指定しているが、市場に多いガソリン車ではなく、ハイブリット車とした理由は何か。 | 環境対策としてハイブリット車としている。電気自動車など、環境対策車両のリースが難しくなった場合には、ガソリン車を調達することを検討する。 |