令和2年10月30日
広島国税局
令和2年広島国税局清酒鑑評会の結果について
1 概要
広島国税局は、管内５県にある清酒製造者の酒造技術の進歩・発展のために清酒鑑評会を開催しました。その結果、出品酒204点のうち75点を優等賞として選び、表彰式において表彰状を授与します。優等賞受賞者は、別紙1「令和2年広島国税局清酒鑑評会優等賞受賞者(場)名簿」のとおりです。
優等賞受賞酒には、特に香味のバランスや後味のキレに優れ、技術力を高く評価されたものが選ばれています。
なお、詳細は以下のとおりです。
2 開催目的
広島国税局清酒鑑評会は、管内清酒の品質評価を行い、併せてその結果に基づき優秀な製造技術を有すると認められる製造者を顕彰することにより、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、管内清酒の品質向上を図り、もって酒類業の発達に資することを目的とします。
3 評価区分
評価区分は、「吟醸酒」部門、「純米酒」部門及び「燗酒」部門の3区分です。
各区分の出品酒の内容は、次のとおりです。
- (1) 「吟醸酒」部門
令和元酒造年度（令和元年7月1日から令和2年6月30日まで）に自己の製造場で製成した吟醸酒の原酒です。 - (2) 「純米酒」部門
自己の製造場で製成した純米酒の市販製品及び市販を予定している貯蔵酒です。
なお、貯蔵酒のアルコール度数は、予定している市販酒規格に加水調整しています。 - (3) 「燗酒」部門
自己の製造場で製成した清酒の市販製品及び市販を予定している貯蔵酒です。
なお、貯蔵酒のアルコール度数は、予定している市販酒規格に加水調整しています。
4 出品点数
各製造者は、上記の3部門全てに1点ずつ出品できます。ただし、複数の製造場を持つ製造者は、「吟醸酒」部門に限り、製造場ごとの出品が可能です。「吟醸酒」部門の出品数は79点、「純米酒」部門は68点、「燗酒」部門は57点、全体では77者から204点の出品がありました。
5 品質評価
品質評価は、専門家による官能評価（いわゆる「きき酒」）により行いました。
まず、一度目は全ての出品酒について評価を行い（予審）、その結果が比較的良かったものに絞り込んで二度目の評価を行いました（決審）。
- (1) 日程
予審：令和2年10月1日(木)、2日(金)
決審：令和2年10月8日(木) - (2) 場所
広島合同庁舎1号館 鑑定試験室 - (3) 品質評価員
中国地方各県酒造技術指導機関、独立行政法人酒類総合研究所の職員、清酒製造者及び当局鑑定官等で評価を行いました。
評価員の構成等については、別紙2「令和2年広島国税局清酒鑑評会品質評価員名簿」のとおりです。 - (4) 品質評価方法
新型コロナウイルス感染防止のため、個別容器を使用して評価を行う、評価員の間に仕切りを設ける、換気を十分に行う等の対策を講じた上で行いました。
品質評価は、清酒の製造技術に詳しく官能評価能力に優れた専門家により官能評価を行い、単に個人的な好みではなく、技術的な観点から、香りや味の構成要素及びそれらのバランス、更にそれがもたらされた製造技術上の要因等について考察、評価を行いました。
なお、官能評価の際、「吟醸酒」部門及び「純米酒」部門は約20℃で行い、「燗酒」部門は燗（約40℃）で行いました。
6 審査結果
品質評価の成績が上位である「吟醸酒」部門30点、「純米酒」部門23点、「燗酒」部門22点のあわせて75点を優等賞としました。
優等賞受賞者については別紙1「令和2年広島国税局清酒鑑評会優等賞受賞者（場）名簿」、出品数の県別内訳等については別紙3「令和2年広島国税局清酒鑑評会出品及び入賞状況表」、本年の出品酒の特徴等については別紙4「令和2年広島国税局清酒鑑評会 審査報告」のとおりです。
7 表彰式
- (1) 日時
令和2年11月9日(月) 13時30分から14時30分 - (2) 場所
広島合同庁舎1号館附属棟2階 大会議室 - (3) 出席者
優等賞受賞製造者等 - (4) 内容
鑑評会審査講評、賞状授与等
8 製造技術研究会
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催いたしません。
