あきくんともみじちゃんのくらしとぜいきん
ナレーター:
もみじとあきは、公園を探しに走り出しました。すると、また町の様子がおかしいことに気が付きました。
もみじ  :
「(ビックリした声で)あれ?私たちの小学校がない!」
あき   :
「(さらにビックリした声で)信号機も動いてないよ!」
ナレーター:
(寂しそうに)二人はすっかり変わり果ててしまった町の様子を見て悲しくなってきました。
ねこの子 :
「(悲しそうに)えーん。えーん。」
ナレーター:
ねこの女の子が泣いています。
もみじ  :
「(やさしい声で)ねえねえ、どうしたの?」
ねこの子 :
「(涙をこらえながら)お家に帰りたいんだけど、車がいっぱい通ってて、渡れないの。」
ナレーター:
道路は信号機が動いていないのでずっと車が走っています。とても危なくて横断歩道を渡ることもできません。
あき   :
「(決意したように大きな声で)やっぱり、早くサリーを探さなくちゃ!」
もみじ  :
「(少し焦りながら)もうー、一体どこにいるの?」
あきくんともみじちゃんのくらしとぜいきん