開催日及び場所 平成27年4月13日(月) 広島合同庁舎1号館会議室
委員 委員 田邊  尚 (田邊尚法律事務所 弁護士)
委員 二村 博司 (広島大学大学院社会科学研究科 教授)
委員 山田 希恵 (山田総合会計事務所 公認会計士)
審議対象期間 平成26年10月1日(水)から平成26年12月31日(水)まで
契約の概要説明 審議対象期間における契約案件の概要
抽出事案 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 1件
契約件名
契約相手方
契約金額
契約締結日
担当部局
: (H26)合同宿舎湯田住宅開発行為協議書類作成等業務委託
: フクヨシエンジニアリング 株式会社
: 3,240,000円
:平成26年12月18日
:中国財務局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名
契約相手方
契約金額
契約締結日
担当部局
: 広島合同庁舎入退館管理システムサーバ等更改
: エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
: 10,152,000円
:平成26年11月25日
:中国財務局
競争入札(公共工事) 1件
契約件名
契約相手方
契約金額
契約締結日
担当部局
: 松江税務署OAフロアタイルカーペット改修工事
: 有限会社 馬場工務店
: 6,858,000円
: 平成26年10月15日
:広島国税局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名
契約相手方
契約金額
契約締結日
担当部局
: 所得税確定申告期の税務署等駐車場整理業務(第4ブロック)
: 近畿警備保障 株式会社
: 3,045,600円
: 平成26年11月19日
:広島国税局
委員からの意見・質問、それに対する回答等 下記のとおり
・マ員会による意見の具申又は勧告の内容 なし
意見・質問 回答
【抽出事案の説明及び審議】  
1  (H26)合同宿舎湯田住宅開発行為協議書類作成等業務委託
 

1社応札となった理由は何か。

開発行為協議書類の作成に当たっては、都市計画法で定める技術者の配置が必要なことから、国土交通省令に基づき管理技術者の資格要件を設けた。

この要件には、実務経験などが必要となっており、応札者が少なくなることが想定されたため、入札参加資格を全等級に拡大したが、結果として1者応札となったものである。

なお、開発行為の手続きや進め方について、地方公共団体との事前調整等が必要であったため、発注時期が11月となったことも、副次的には要因の一つではないかと考えている。

2  広島合同庁舎入退館管理システムサーバ等更改
 

1者応札となった理由は何か。

サーバ等を更新するものであるが、既存のシステムとの動作確認を既存システム整備事業者に依頼する必要があり、他の業者にとってコスト面で不利となることから応札を見送ったと聴いている。

3  松江税務署OAフロアタイルカーペット改修工事
 

参加・オた2者の入札価格に大きな開きがあるが、どのような理由が考えられるか。

手持ち工事量や協力会社からの調達見込み等、入札参加時点の営業・経営の環境や事情により入札価格に差が生じてくると思われる。

広島南税務署の同内容の工事に対する入札参加業者が本件工事に参加しなかったのはどのような理由が考えられるか。

広島南税務署の工事の入札参加者の多くが広島市内の業者で、入札公告時点における官民の工事発注状況等、地域的な事情から松江税務署の工事の参加者が少なかったと考えられる。

4 所得税確定申告期の税務署等駐車場整理業務 (第4ブロック)
 

落札率が高い(100%)理由は何か。

13社による応札であったが不落となり、再度入札の結果、国の予定価格と同一での落札となった。

なお、予定価格については、複数の業者からの参考意見やインターネットなどの情報を検討し、実勢価格に近い価格を積算している。

例年発注している業務だが、特定の業者が受託しているのではないか。

第4ブロックは、過去3年とも異なる業者が受託している。

なお、当該業務は、配置する人員の確保の観点から業者の地域的な優位性が大きく影響するものと考えられる。