開催日及び場所 平成25年6月17日(月) 広島合同庁舎1号館会議室
委員 委員 相澤 吉晴 (広島大学大学院社会科学研究科教授)
委員 田邊 尚 (田邊尚法律事務所 弁護士)
審議対象期間 平成25年1月1日(火)〜平成25年3月31日(日)
契約の概要説明 審議対象期間における契約案件の概要
抽出事案 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 1件
契約件名 (H24)合同宿舎給排水設備改修工事設計業務委託
契約相手方 有限会社環境設備計画
契約金額 2,257,500円
契約締結日 平成25年1月10日
担当部局 中国財務局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名 スライド収納庫等の購入
契約相手方 株式会社フォーデック
契約金額 11,217,612円
契約締結日 平成25年2月5日
担当部局 広島国税局
随意契約(物品役務等) 1件
契約件名 不動産(土地)の価格にかかる鑑定評価
契約相手方 1 株式会社小川不動産鑑定
2 有限会社森嶋鑑定事務所
契約金額 1 1,029,000円
2 997,500円
契約締結日 1 平成25年1月15日
2 平成25年1月15日
担当部局 中国財務局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名 広島国税局 携帯電話機一式の調達
契約相手方 KDDI株式会社
契約金額 2,680,380円
契約締結日 平成25年2月12日
担当部局 広島国税局
委員からの意見・質問、それに対する回答等 下記のとおり
委員会による意見の具申又は勧告の内容 なし
意見・質問 回答
【審議対象期間の契約事案】  
 意見・質問なし  
【抽出事案の説明及び審議】  
1 (H24)合同宿舎給排水設備改修工事設計業務  
 本件業務委託の請負業者は、同時期に発注した電気設備の設計業務も契約しているが、別々に入札を実施したのか。  今回、給排水設備改修、電気設備改修、外壁改修の3件の入札を実施している。
 それぞれの設計内容に専門性が必要なこと、対象となる住宅が異なることから、別々に入札を実施したものである。
 落札率が低かった要因はなにか。  本件業務委託は、給排水設備改修工事の設計で専門的知識を必要とする業務であるが、請負業者は、当該設計に必要な建築設備士を常時雇用していることから、コストダウンを図ることが可能であった旨、請負業者から聴取している。
 入札の結果、1者応札となった要因はなにか。  本件については、委託業務の内容等も勘案し、参加等級を拡大して入札を実施したが、給排水設備設計を専門とする業者が少数であることもあり、結果として1者の応札になったものと思われる。
2 スライド収納庫等の購入  
 スライド収納庫等とはどのようなものか。  事務室で使用するキャビネットの類で、棚を壁面の天井まで固定するタイプのものと、それに、棚がレールの上を移動するものを組み合わせたタイプのものがある。
 調達を必要とした理由は何か。  各什器備品については、当局独自に規定している更新基準があるが、その更新基準があっても使用可能と判断されれば、随時延長して使用している。
 その中で、今回調達を必要とした第一の理由としては、損傷が激しくこれ以上使用に耐えられないこと、第二に国税通則法の改正により、書類の保存年限が延長されたことに対応するためである。
3 不動産(土地)の価格にかかる鑑定評価  
 本件は、見積額だけではなく企画内容も勘案のうえ、契約相手方を選定したということか。  第1次審査として見積価格が予定価格を上回っている者を失格とし、予定価格の範囲内の見積書を提出した不動産鑑定士の企画書を審査し、評点の上位2者を契約相手方に決定したものである。
 企画書の様式をみると、コンプライアンス体制等、客観的な評価が難しい事項も含まれているものと思われる。審査に、より客観性を持たせるためには、例えば項目を設定する等の方策も考えられるのではないか。  委員からのご指摘の内容については、今後、同種の事案を発注するまでに、より客観性をもった審査が可能となる方策を検討することとしたい。
4 広島国税局 携帯電話機一式の調達  
 契約内容はどのようなものか。 
 また、どういった場合に携帯電話を利用するのか。
 契約内容は、電話機能に特化したこと及び使用料金を定額制としたことにより、その使用料金を大幅に削減した。
 また、利用は、危機管理、調査及び徴収のみに限定したものとなっている。