開催日及び場所 | 平成23年4月12日(火) 広島合同庁舎1号館会議室 | |
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委員 | 委員 相澤 吉晴 (広島大学大学院社会科学研究科教授) 委員 田邊 尚 (田邊尚法律事務所 弁護士) 委員 二村 博司 (広島大学大学院社会科学研究科教授) |
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審議対象期間 | 平成22年10月1日(金)〜平成22年12月31日(金) | |
契約の概要説明 | 審議対象期間における契約案件の概要 | |
抽出事案 | 4件 | (備考) |
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名:(H22)津島住宅5号棟ほか浴室給湯設備改修工事 契約相手方:朝日管工株式会社 契約金額:17,325,000円 契約締結日:平成22年11月10日 担当部局:中国財務局 |
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名:出雲税務署OAフロアタイルカーペット改修工事 契約相手方:株式会社佐藤工務店 契約金額:2,289,000円 契約締結日:平成22年11月25日 担当部局:広島国税局 |
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名:(H22)稗田住宅2号棟台所ほか改修工事 契約相手方:株式会社ダイチ工業 契約金額:7,140,000円 契約締結日:平成22年12月7日 担当部局:中国財務局 |
競争入札(公共工事) | 1件 | 契約件名:岩国税務署事務室模様替その他工事 契約相手方:時盛建設株式会社 契約金額:20,265,000円 契約締結日:平成22年12月6日 担当部局:広島国税局 |
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 下記のとおり | |
委員会による意見の具申又は勧告の内容 | なし |
意見・質問 | 回答 |
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【審議対象期間の契約事案】 | |
特記事項なし | |
【抽出事案の説明及び審議】 1 (H22)津島住宅5号棟ほか浴室給湯設備改修工事 |
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応札価格が高かった理由は、何かあるのか。 | 応札価格が高かった理由はわからない。本件入札は、第1回の開札で落札しなかったものの、入札参加者3者のうちの2者は、3回目まで応札しており、国の予定価格は妥当なものであったと考えている。 なお、予定価格の積算にあたっては、見積り以外に刊行物などで確認を行っており、単純に業者見積りを平均して予定価格としているものではない。 |
本事案は、第1回入札で落札しなかったことから、第2回以降、予定価格を下回るまで入札を実施したのか。 |
原則は、2回目まで入札を実施することとしているが、2回目の入札価格が予定価格に近かったことから、入札執行官の判断により3回目を実施したものである。 |
2 出雲税務署OAフロアタイルカーペット改修工事 | |
予定価格の半額程度で落札できた原因はなにか。 | 落札業者から入札金額の内訳書を徴し、予定価格と比較検討したところ、事務室の什器の移動費用と共通費を落札業者が低く抑えた結果、低い札率という入札結果になったと考えられる。 |
落札金額で仕様書どおりの品質が確保できているのか。 | 仕様書においては、タイルカーペットの品質をA社又はB社製程度と指定している。 使用するタイルカーペットのメーカー等の聞き取りにより、仕様書と同程度の品質が保たれると判断した。 |
入札に参加した他の業者も同程度の入札金額であったことから、「什器及び事務用品の移動費用」を次回からの予定価格に反映させることができるのではないか。 | 予定価格の積算に当っては、事前に3社から見積もりを徴し、見積価格に実勢率を掛けて算出しているが、今後は、移動費用の積算方法については検討する必要があると考えている。 |
追加工事は発生しているか。 | タイルカーペットの張替えのため、追加工事は発生していない。 |
3 (H22)稗田住宅2号棟台所ほか改修工事 | |
本事案は、第3回まで入札を行い、落札しなかったことから、随意契約に移行しているが、随意契約は、どのように行われるのか。 |
随意契約にあたっては、最終入札の応札者に対して見積を依頼し、相手方から見積書の提出を受け、予定価格の範囲内の者と契約する手続きで随意契約を行う。 なお、本事案は、随意契約に移行した結果、1者のみ見積書の提出があり契約したものである。 |
4 岩国税務署事務室模様替その他工事 | |
同時期に同じ業者が高い落札率で2つの工事を受注できている理由はなにか。 | 岩国署の工事は4社が入札に参加して2回目の入札で落札し、柳井署の工事も4社が入札に参加し3回目で落札をしたものである。1回目の入札で落札しなかったことが落札率が高くなった原因と考えている。 また、工事を発注する場合は、仕様書で工事内容がオープンになっており、業者が時間を掛けて工事予定額を算出すれば、予定価格に近い金額は推測できるのではないかとも考えられる。 |
2つの工事を受注できている理由については、落札業者は、受注工事高が少ない時期で、施行能力に余裕があったと思われる。 | |
予定価格が事前に漏れているとか、談合が行われているということはないか。 | 入札手順に基づいて、入札業務を行っており、予定価格が事前に業者に漏れるということはない。また、談合が行われたという情報も入ってはいない。 |
落札業者は過去の営繕工事についても高い確率で落札しているのか。 | 過去の落札実績はない。 平成20〜21年度において、山口県東部エリアで3件の入札を実施しているが、この落札業者はいずれの工事も入札には参加していない。 |