開催日及び場所 平成22年10月19日(火) 広島合同庁舎1号館会議室
委員
委員 相澤 吉晴(広島大学大学院社会科学研究科教授)
委員 瀧 敦弘(広島大学大学院社会科学研究科教授)
委員 田邊 尚(田邊法律事務所 弁護士)
審議対象期間 平成22年4月1日(木)〜平成22年6月30日(水)
契約の概要説明 審議対象期間における契約案件の概要
抽出事案 4件 (備考)
競争入札(公共工事) 1件
契約件名 : (H21)堀南住宅新築工事
契約相手方 : 蜂谷工業 株式会社
契約金額 : 343,350,000円
契約締結日 : 平成22年5月7日
担当部局  : 中国財務局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名 : 平成22年度自動車用ガソリン等の購入に係る単価契約
契約相手方 : 広川石油 株式会社
契約金額 : @128.10円レギュラーガソリン他
  : 単価契約予定調達総額 59,673,108円
契約締結日 : 平成22年4月1日
担当部局  : 広島国税局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名 : 広島合同庁舎入退館管理システム保守業務
契約相手方 : エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ 株式会社
契約金額 : 8,394,750円
契約締結日 : 平成22年4月1日
担当部局  : 中国財務局
競争入札(物品役務等) 1件
契約件名 : 資料情報カード(法人税)に係るプリント及び裁断業務
契約相手方 : フォーサイトシステム 株式会社
契約金額 : @3.885円プリント及び裁断
単価契約予定調達総額 2,940,133円
契約締結日 : 平成22年4月1日
担当部局  : 広島国税局
委員からの意見・質問、それに対する回答等 下記のとおり
委員会による意見の具申又は勧告の内容 なし
意見・質問 回答
【審議対象期間の契約事案】  
 意見・質問なし  
【抽出事案の説明及び審議】  
1 (H21)堀南住宅新築工事  
 入札参加資格等級の拡大を行っているが、入札の参加状況はどうか。  本件工事の参加資格の基準はB等級であるが、B等級のみでは参加が少数と見込まれたことから、A等級に拡大を行ったものである。
 結果として、B等級2者に加えてA等級7者の参加が図られた。
 低入札価格となっているが、確実に契約履行が図られるのか。  当局における低入札価格調査においては、業者ヒアリングを行い、協力会社から資材を調達するなど最大限のコストダウンを図ったうえで入札に参加したことを確認し、当局仕様書どおりの履行が可能と判断した。
   
2 平成22年度自動車用ガソリン等の購入に係る単価契約  
 ガソリンの契約は前年も同じ業者としているのか。  前年も同じ業者と契約している。
 ガソリンの購入などはどこの業者でも可能ではないかと思うのだが、価格変更のリスクが1者応札の要因となっているのか。  ガソリンの販売だけではなく、灯油の配達業務なども含めて契約の対象としているので、そういった様々な業務ができる業者が限られるのだと思われる。
 電気の契約は、地域ブロックとなっているのだからガソリンの購入もブロックに分けたほうが良いのではないか。  もともと各署でガソリン等の購入に係る契約事務を行っていたが、効率化を図る目的で広島国税局で一括管理するようになった時にガソリン、灯油、洗車などをすべてまとめて契約したので、業務ができる業者が限られてしまったと思われる。
 洗車は一緒にしないで随意契約でも良いのではないか。  今後1者応札を解消するためには、購入品目の切り分けや地域のブロック分けについて検討が必要だと考えている。
 契約単価が市場価格の4%を超えるか下がるかすると契約変更をするとなっているが4%とは法律で決まっているのか。  特に法律で定められたものではなく、当局において取り決めているものである。
3 広島合同庁舎入退館管理システム保守業務  
 本件のような保守業務については、設備を設置した業者でないと実施できないのか。  今回は、結果的に1者入札となった。設備を設置した業者は、配線等の状況を熟知していることから有利性はあると思われるが、入札条件等で制限は行っていない。
 なお、今後の入札においては、システムの系統図や運用マニュアルなどの情報開示を検討するとともに、複数年契約の導入についての検討も必要ではないかと考えている。
 予定価格は、どのような方法で算定したのか。  国土交通省の積算要領に基づき、業者から見積りを徴し、査定率を乗じ、算定している。
 査定率は、値引き率に関する業者ヒアリング結果を参考にしたうえで、決定している。
 予定価格に該当する入札参加資格等級は、C等級であるが、A・B等級も参加できるよう資格拡大している。C等級だけでは、応札がなかった可能性があるのか。  今回の入札の結果をみれば、応札がない可能性はあったものと考えている。
 業務の内容を、セキュリティー設備の保守管理とソフト面の保守管理に分割することはできないのか。  設備と密接に連携してシステムが構築されており、分割は困難である。
4 資料情報カード(法人税)に係るプリント及び裁断業務  
 今回の入札は不調となっているが、前回の入札は不調とはなっていないのか。  前年の同様な業務の契約については、入札により業者決定しており不調とはなっていない。
 今後も同じような業務をするのであれば、入札参加業者の増加は見込めないのではないか。  今回、入札参加業者は2社しかなかったことを踏まえ、来年も同様の業務があれば入札参加可能業者に対して声かけをして1者応札とならないようにしたい。