1 概要

当局では、北部九州三県(福岡県、佐賀県及び長崎県)で製造された清酒及び本格焼酎の品質評価を通じて酒造技術の進歩と管内酒類の品質向上を図り、酒類業の発達に資することを目的として、毎年酒類鑑評会を開催しています。
 本年の酒類鑑評会では、吟醸酒の部に48製造場から97点、純米酒の部に42製造場から76点、本格焼酎の部に31製造場から88点の出品があり、令和8年9月4日に本格焼酎、9月11日に純米酒、9月14日及び9月25日に吟醸酒の品質評価を行いました。

出品酒イメージ写真大賞トロフィー写真大賞受賞酒写真

2 方法

品質評価に当たっては、次の点にポイントをおいています。

部門 品質評価のポイント
吟醸酒 吟醸酒にふさわしい上品又は華やかな香りで、吟醸香と味の調和がとれているか。
純米酒 それぞれの評価温度において、純米酒として香味の調和が優れているか。
本格焼酎 麦、米等の原料の違い及び蒸留等の製造方法の違いによる品質特性を考慮し、個性と香りや味とのバランスがとれているか。

3 出品状況

(1) 吟醸酒の部
( ) 内は前年実績 以下同じ
区分
県名
吟醸酒 純米吟醸酒 合計
場数 点数 場数 点数 実場数 点数
福岡 12(12) 17(17) 19(15) 29(24) 23(19) 46(41)
佐賀 9(7) 11(9) 13(14) 23(23) 17(16) 34(32)
長崎 6(5) 8(8) 6(7) 9(11) 8(9) 17(19)
計 27(24) 36(34) 38(36) 61(58) 48(44) 97(92)
(2) 純米酒の部
区分
県名
燗酒 常温 合計
場数 点数 場数 点数 実場数 点数
福岡 11(10) 11(11) 19(19) 23(23) 19(20) 34(34)
佐賀 9(6) 10(6) 16(14) 22(21) 17(14) 32(27)
長崎 3(3) 3(4) 5(4) 7(6) 6(6) 10(10)
計 23(19) 24(21) 40(37) 52(50) 42(40) 76(71)
(3) 本格焼酎の部
原料等
県名
麦製 米製 その他製 長期貯蔵酒 合計
場数 点数 場数 点数 場数 点数 場数 点数 実場数 点数
福岡 11 17 5 6 9 13 8 14 17 50
佐賀 1 2 1 2 0 0 1 1 2 5
長崎 9 15 0 0 4 6 8 12 12 33
計 21 34 6 8 13 19 17 27 31 88
(参考:前年実績)
原料等
県名
麦製 米製 その他製 長期貯蔵酒 合計
場数 点数 場数 点数 場数 点数 場数 点数 実場数 点数
福岡 10 17 6 8 10 15 8 13 17 53
佐賀 1 2 1 2 1 2 0 0 1 6
長崎 10 18 0 0 5 7 8 12 13 37
計 21 37 7 10 16 24 16 25 31 96

4 結果

  1. (1) 吟醸酒の部

    丁寧な吟醸造りが生み出す純粋さの中に、さまざまな果実を思わせる華やかな香りと、ふくらみのある甘味や米の旨味が感じられる優れた酒質のものが揃っていました。

  2. (2) 純米酒の部

    ふくよかなうま味、甘味、酸味がバランスした、なめらかで秋上がりのする燗酒での良さが際立つもの、上品で落ち着いた香りと軽快で切れの良い味のものなど、多様な酒質が見られました。

  3. (3) 本格焼酎の部

    華やかな香りとすっきりした後味や、豊かな香りと濃醇でなめらかな味わいなど、それぞれの原料特性や製造方法による特徴がうまく表現されていました。