国税庁では、平成21年7月から、全国の税務署で「内部事務の一元化」を実施しています。
 これまでは、納税者の申告から納税までの一連の事務や納税者の異動に伴う事務などについて、税務署内の複数の部署で税目別に行っていましたが、現在は、これら同種の事務を統合し、ITを活用しながら一つの部署(管理運営部門)で一体的に処理することにより、事務の効率化を目指しています。
 また、税務署の窓口関係事務についても、その多くを一つの部署(管理運営部門)で行うことにより、納税者の利便性向上を図っています。
 例えば、これまで納税者が納税証明書を請求されるときには、請求内容に応じ、複数の窓口に請求書を提出していただいていましたが、現在は、請求内容にかかわらず一つの窓口で請求できるようになりました。この窓口では、納税証明書の請求のほか、申告書及び申請書などの提出、税金の納付、税に関する一般的な相談1についても受け付けています。
 なお、具体的な書類や事実関係の確認が必要なため、電話での対応が困難な税務相談については、事前に日時等を予約いただいた上で、所轄税務署において面接による相談を受け付けています。

注釈

  1. 1 原則として、税に関する一般的な相談については、全国の電話相談センターで集中的に対応しています。
内部事務一元化の全署実施(図)