1 日時

令和7年3月24日(月) 13時59分〜14時29分

2 場所

国税庁第一会議室/オンライン

3 出席者

  • 【委員】
    • 秋葉委員、大倉委員、鹿取委員、木村委員、小関委員、小林委員、佐藤委員、梨委員、土居委員、十時委員、戸部委員、中空委員、葉石委員、星野委員、山内委員、山口委員
  • 【事務局】
    • (国税庁)
      • 奥長官、中村審議官、斎須審議官、高橋課税部長、田島徴収部長、武田調査査察部長、原田総務課長、漆畑人事課長、山下企画課長、三浦酒税課長、首藤国税企画官
    • (国税不服審判所)
      • 清野所長 、高野次長

4 議題

  1. (1) 会長互選、会長代理指名
  2. (2) 国税審議会等の概要及び最近の活動状況
  3. (3) 税務行政の最近の取組

5 議事経過

  1. (1) 委員の互選により、佐藤委員が会長に選任され、会長が土居委員を会長代理に指名した。
  2. (2) 奥長官から挨拶があった。
  3. (3) 事務局から、「国税審議会等の概要及び最近の活動状況」及び「税務行政の最近の取組」について説明があり、主な質疑応答は以下のとおりであった(○は委員の意見又は質問であり、→は事務局の回答である。)。

  4. 〇 e−Taxの利用率がここまで上昇して、確定申告会場の来場者数が大幅に減っていることを考えると、職員のマンパワーの効率的な活用という観点から、確定申告の対応の在り方、閉庁時の特別な対応の在り方というものも抜本的に検討する時期に来ているのではないか。e−Taxの利用と整合的な形で職員の方の活用、配置というものを今後も引き続き見直していただくということがあっていいと思う。
    → 御指摘のとおり、マンパワーを有効活用して調査事務に振り向けるという観点からも、現行の確定申告の運営をさらに効率化するとともに、閉庁日対応の縮減、あるいは廃止を含めた確定申告会場運営、この在り方自体についても今後しっかりと検討を進めていきたい。
  5. 〇 e−Taxで申告した人たちの修正申告がどれぐらいあるのか、有効性のチェックを始めることを考えていただきたい。
  6. 〇 いくらe−Taxで申告していても、紙が別に送られてくる。どういうふうにすると紙を送らないで済むかというのを考えていただきたい。
  7. 〇 国税庁のデータはすばらしいデータなので、他のデータと平仄を合わせて、いろんなデータをマイナンバーでうまく連携させていくことも考えていただきたい。
    → 関係方面ともよく議論しながら御指摘を踏まえて検討してまいりたい。
  8. 〇 e−Taxのユーザーの方からの意見をどんどん吸い上げて、使いやすいように更新されていったらもっといいのではないか。
    → e−Taxの使い勝手については様々な御意見を踏まえて私どもとしても努力を積み重ねてきている状況ではあるが、委員からの御指摘ですとまだまだ改善の余地があるということかと思う。利用者の方々のニーズをより吸い上げて、使いやすいシステムへの改善を今後とも引き続き進めてまいりたい。
  9. 〇 e−Taxが増えているというのは大変良いことであるが、税務署からのメールをかたる不審なメールというのがかなり来ている。e−Tax、特に還付の人が増えると、それを狙った企みが出てくるので、これに対する広報も十分に行っていただきたい。
  10. 〇 国税庁におけるAIの利用が進んでいて、効率的で深度ある調査が可能になっており、大変よろしいことだと思う。他方で、 AIの利用にはどうしてもAIバイアスの危険性があるので、これは諸外国の実例なども参照しながらぜひその点に関しては慎重に進めていただきたい。

(以上)