1.日時

令和7年3月24日(月) 14時53分〜15時31分

2.場所

国税庁第一会議室/オンライン

3.出席者

  • (委員)
    • 大倉委員、鹿取委員、木村委員、小関委員、梨委員、戸部委員、中空委員、葉石委員
  • (国税庁)
    • 斎須審議官、三浦酒税課長、遠山酒類業振興・輸出促進室長、岩田鑑定企画官、佐々木課長補佐
  • (関係者)
    • ビール酒造組合 伊藤審議役

4.議題

  1. (1) 分科会長互選、分科会長代理指名
  2. (2) 酒類分科会資料
  3. (3) ビール業界におけるCO2排出量の削減の取組について

5.議事経過

  1. (1) 委員の互選により、小関委員が分科会長に選任された。また、分科会長より木村委員が会長代理に指名された。
  2. (2) 事務局から、「酒類分科会資料」について説明があり、主な質疑応答は以下のとおりであった(○は委員の意見又は質問であり、→は事務局の回答である。)。
    • ○ 飲酒ガイドラインについて正しい内容が理解されていないと感じている。ガイドラインは飲酒してはいけないとはなっておらず、正しい内容を広めていただきたい。
      • → 健康に配慮した飲酒を促す内容であるということを、本日の資料にもあるチラシなども使って周知に努めていきたい。
    • ○ 若い世代では、お酒は体に悪いから飲みたくないといった意見がある。酒類の周知のイベントともに健康とお酒に関する教育が必要なのではないかと考えている。
      • → 各国税局において地域の大学等とも連携しながら、飲酒についての啓発活動を行っている。こうした活動を引き続きやっていきたい。
    • ○ 世界中でウイスキーの値段が上がったが、値段が上がった分だけ徴税できる仕組みはあるか。
      • → 製造者から輸出される酒類は酒税が免税になっており、また、値段に応じて酒税を徴税できるような仕組みはない。
    • ○ 振興予算について、KPIとしてどれくらいの市場であればこの予算はうまく生きたということが言えるのか。
      • → 様々なKPIを用いて評価しており、例えば、それぞれの事業でどれぐらいの消費者にリーチできたかといった政策評価指標がある。
    • ○ GIに指定されるとどういったメリットがあるのか。
      • → 産地との結びつきをより主張でき、産地を偽っているものなどを排除することが可能になる。
    • ○ 酒類の公正な取引環境の整備について、どういった方法で基準の違反を見つけているのか。
      • → 広告に基づき調査を行う場合もあれば、事業者の方々からの情報提供もある。
    • ○ お酒のラベルの表示にがんのリスクについて表示するといった検討がされたことはあったのか。
      • → アルコール健康障害対策基本法に基づいたアルコール健康障害対策推進基本計画の第2期においてお酒の純アルコール量の表示について議論を進めるとされており、事業者において議論がされている。
  3. (3) ビール酒造組合から、「ビール業界におけるCO2排出量削減の取組」について説明があった。主な質疑応答は以下のとおりであった(○は委員の意見又は質問であり、→はビール酒造組合の回答である。)。
    • ○ ビール業界は、特にCO2を多く排出しているといった事情があるのか。
      • → ビールはその製造過程において、加熱と冷却を行っており、それらに相当な電力を使うといった産業になっている。また、製品の配送にも相当なエネルギーを使用している。

(以上)