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-納税者数は740万人-

　平成11年分の申告所得税の納税者数は740万人で、前年と比べると118万人（18.9%）増加し、10年前の797万人に比べると約0.9倍となっている。
　所得者区分別に納税者数をみると、営業所得者数は168万人、農業所得者数は15万人、その他事業所得者数は48万人、その他所得者数は509万人となっている。これを前年と比べると、事業所得者数全体で54万人（30.2%）の増加、その他所得者数は64万人（14.4%）の増加となっている（第4表及び第5図参照）。
　納税者数の所得者区分別構成割合をみると、営業所得者、農業所得者、その他事業所得者及びその他所得者の全体に占める割合は、それぞれ22.7%、2.0%、6.5%、68.8%となっている（第6図参照）。

（第4表）納税者数の累年比較

（第5図）納税者数の推移

（第6図）納税者数の所得者区分別構成割合

　納税者数740万人について、所得階級別にみると、所得金額200万円以下の者は187万人（前年99万人）で全体の25.2%となっており、所得金額500万円を超える者は228万人（前年244万円）で全体の30.8%となっている。
　構成割合の推移をみると、所得金額200万円以下の階級は平成元年の29.0%が6年は25.6%、11年は25.2%となっている。これに比べ、所得金額500万円を超える階級は平成元年の27.8%が6年は29.4%、11年は30.8%となっている（第7表参照）。
　納税者数の所得階級別分布を所得者区分にみると、所得金額500万円を超える営業所得者、農業所得者、その他事業所得者及びその他所得者の全体に占める割合は、それぞれ12.6%、21.8%、22.6%、37.9%となっており、その他所得者においては、所得の高い階級の占める割合が高くなっている（第8表及び第9図参照）。

（第7表）所得階級別納税者数の累年比較

（第8表）所得階級別納税者数

（第9図）所得階級別納税者数の構成割合