国税徴収

  1. (1) 平成11年度における国税の徴収決定済額は、56兆 389億円(前年57兆 6,472億円)で、前年に比べて1兆 6,083億円(伸び率△2.8%)減少している(第33表参照)。

    (第33表)国税の徴収決定済額

    区分 平成10年度 平成11年度
        構成比   構成比 伸び率

    源泉所得税
    消費税及地方消費税
    消費税
    法人税
    申告所得税
    相続税
    揮発油税及地方道路税
    酒税
    その他
    億円
    156,150

    139,759

    129,249
    42,960
    38,009
    32,053
    18,432
    19,861
    576,472
    %
    27.1

    24.2

    22.4
    7.5
    6.6
    5.6
    3.2
    3.4
    100.0
    億円
    146,332

    142,882

    126,011
    38,737
    37,212
    32,918
    18,199
    18,097
    560,389
    %
    26.1

    25.5

    22.5
    6.9
    6.6
    5.9
    3.2
    3.2
    100.0
    %
    △ 6.3

    2.2

    △ 2.5
    △ 9.8
    △ 2.1
    2.7
    △ 1.3
    △ 8.9
    △ 2.8
  2. (2) 国税局別に徴収決定済額をみると、東京国税局23兆 9,549億円(構成比42.7%)、大阪国税局9兆 3,529億円(16.7%)、名古屋国税局5兆 8,649億円(10.5%)、関東信越国税局4兆 7,931億円( 8.6%)となっている(第34図参照)。

    (第34図)国税局別の徴収決定済額

    国税局別の徴収決定済額のグラフ


     また、国税局別に主要税目の構成をみると、各国税局とも所得税が最も高い比率となっている(第35図参照)。

    (第35図)国税局別徴収決定済額の構成

    国税局別徴収決定済額の構成図

国税滞納

  1. (1)  平成11年度末における整理中の滞納は 509万件(前年度 507万件)、2兆 7,661億円(2兆 8,149億円)であり、前年度に比べ件数は2万件(伸び率 0.3%)増加しているものの、税額は 489億円( △1.7%)減少している(第36図参照)。

    (第36図)年度末における整理中の滞納の件数、税額の推移

    年度末における整理中の滞納の件数、税額の推移のグラフ

  2. (2)  年度末における整理中の滞納額を税目別にみると、申告所得税 7,524億円( 7,802億円)、消費税 6,323億円( 6,146億円)、源泉所得税 5,055億円(5,145億円)の順となっている(第37表参照)。

    (第37表)税目別の年度末における整理中の滞納

    区分 平成10年度 平成11年度
    件数 税額 件数 税額
      伸び率

    源泉所得税
    申告所得税
    法人税
    相続税
    消費税
    その他
    合  計
    千件
    1,185
    2,386
    258
    88
    1,121
    34
    5,073
    億円
    5,145
    7,802
    5,357
    3,359
    6,146
    339
    28,149
    千件
    1,121
    2,385
    243
    83
    1,227
    29
    5,089
    億円
    5,055
    7,524
    4,834
    3,613
    6,323
    312
    27,661
    %
    △ 1.8
    △ 3.6
    △ 9.8
    7.6
    2.9
    △ 7.9
    △ 1.7

    (注)地方消費税は含まない。