源泉所得税額は前事務年度に比べ1.9%増加

○ 平成30事務年度(平成30年7月〜令和元年6月)の大分県内の源泉所得税の課税額は 652億円で、前事務年度に比べて、12億円(1.9%増)増加した。これは、給与所得の税額が4億円及び配当所得の税額が13億円増加したことによるものである。

○ 過去10年間では最高値で、給与及び配当所得の税額も最高値である。

源泉所得税の課税の状況

(単位:億円)
区分 平成29事務年度 平成30事務年度 前年対比
項目
本税額 給与所得 525 529 100.8%
退職所得 12 10 83.3%
利子所得等 4 6 150.0%
配当所得 65 78 120.0%
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得 13 9 69.2%
報酬料金等所得 20 19 95.0%
非居住者等所得 1 1 100.0%
639 651 101.9%
加算税額 1 1 100.0%
合計 640 652 101.9%

(注)

  1. 1 税額は、調査等による追徴税額を含む。
  2. 2 端数処理のため、各項目の合計と合計欄は一致しない。
  3. 3 平成25年1月1日以後生ずる所得に係る税額から、復興特別所得税が含まれている。

源泉徴収義務者の状況

(単位:件)
区分 平成30年6月30日現在 令和元年6月30日現在 前年対比
項目
源泉徴収義務者数 給与所得 28,450 28,761 101.1%
利子所得等 734 736 100.3%
配当所得 987 1,029 104.3%
特定口座内保管上場株式等の譲渡所得 28 27 96.4%
報酬料金等所得 23,752 23,652 99.6%
非居住者等所得 76 66 86.8%

源泉所得税の調査による追徴税額は2億7,500万円

○ 源泉所得税の調査は、法人税調査や個人の所得税調査の際に併せて実施するほか、収益事業を行っていない公益法人など、法人税の申告義務がないため法人税調査の対象とされない法人についても、源泉所得税の観点から実地調査を実施した。
 平成30事務年度(平成30年7月〜令和元年6月)の大分県内の源泉所得税の調査による追徴税額は、2億7,500万円(28.5%増)となっており、過去10年間では最高値である。

源泉所得税の調査の状況

【大分県】
(単位:件、百万円)
事務年度等 平成29事務年度 平成30事務年度 前年対比
項目
調査件数 877 810 92.4%
非違件数 265 233 87.9%
追徴税額 214 275 128.5%

(注)追徴税額は、加算税額を含む。