生命保険料控除 第一表8第二表8

控除の概要

 新(旧)生命保険や介護医療保険、新(旧)個人年金保険で、あなたが支払った保険料(いわゆる契約者配当金を除く。)がある場合の控除

  1. ※ 新(旧)生命保険料、介護保険料、新(旧)個人年金保険料の区分は、生命保険会社等が発行する証明書に表示されています。

計算欄

● 平成23年12月31日以前に締結した保険契約等に基づく保険料

  旧生命保険料   旧個人年金保険料  
支払った保険料 (合計) A (合計) B
ABの金額 控除額   控除額  
〜25,000円 Aの金額 C Bの金額 D
25,001円〜50,000円 A × 0.5 + 12,500円 B × 0.5 + 12,500円
50,001円〜 A × 0.25 + 25,000円(最高5万円) B × 0.25 + 25,000円(最高5万円)

● 平成24年1月1日以後に締結した保険契約等に基づく保険料

  新生命保険料   新個人年金保険料   介護医療保険料  
支払った保険料 (合計) E (合計) F (合計) G
EFGの金額 控除額   控除額   控除額  
〜20,000円 Eの金額 H Fの金額 I Gの金額 J
20,001円〜40,000円 E × 0.5 + 10,000円 F × 0.5 + 10,000円 G × 0.5 + 10,000円
40,001円〜 E × 0.25 + 20,000円(最高4万円) F × 0.25 + 20,000円(最高4万円) G × 0.25 + 20,000円(最高4万円)
合計 C + H(最高4万円)
(Cのみについて適用を受ける場合は、最高5万円)
K D + I(最高4万円)
(Dのみについて適用を受ける場合は、最高5万円)
L J(最高4万円) M

sankaku_blk生命保険料控除額

生命保険料控除額
(K + L + M)
(最高12万円)
N
  1. ※ 控除額の計算において算出した金額に1円未満の端数があるときは、その端数を切り上げて差し支えありません。

申告書の書き方

第一表
第一表 生命保険料控除の記入例の図

8 ・・・ 計算欄Nの金額を転記します。


第ニ表
第二表 生命保険料控除の記入例の図

8生命保険料控除」欄 ・・・ それぞれの区分に応じ、計算欄ABEFGの金額をそれぞれ転記します。

※ 給与所得者が、既に年末調整でこの控除を受けた金額を記入する場合は、「源泉徴収票のとおり」と記入します。

設例1

支払った新生命保険料E204,000


1E204,000円 × 0.25 + 20,000円 = 71,000

271,000円 > 40,000円→H40,000円(KN

生命保険料控除額は、40,000円になります。yajirushimaru_8

第一表
第一表 生命保険料控除の記入例の図
第ニ表
第二表 生命保険料控除の記入例の図

設例2

支払った旧生命保険料A24,000

支払った旧個人年金保険料B102,000

支払った新生命保険料E37,000

支払った新個人年金保険料F:なし

支払った介護医療保険料G82,000

1A24,000円 < 25,000円→C24,000

2B102,000円 × 0.25 + 25,000円 = 50,500円 > 50,000円→D50,000

3E37,000円 × 0.5 + 10,000円 = H28,500

4G82,000円 × 0.25 + 20,000円 = 40,500円 > 40,000円→J40,000円(M

5C24,000円 + H28,500円 = 52,500円 > 40,000円→K40,000

6D50,000円、Iなし→L50,000

7K40,000円 + L50,000円 + M40,000円 = 130,000円 > 120,000円→N120,000

生命保険料控除額は、120,000円になります。yajirushimaru_8

第一表
第一表 生命保険料控除の記入例の図

第二表
第二表 生命保険料控除の記入例の図