高松国税局では、清酒の品質評価等を通じて管内(徳島県、香川県、愛媛県及び高知県)清酒製造者の技術基盤の強化を図り、酒造技術の進歩・発展を促すとともに、市販清酒の品質向上と管内酒類業の発達に資することを目的として、吟醸酒の部、冷酒の部及び燗酒の部の3部門から成る四国清酒鑑評会を開催しています。
吟醸酒の部及び冷酒の部ではそれぞれ12場、燗酒の部では13場を優等賞に選定しました。
| 県名 | 税務署名 | 製造場名 | 銘柄 | 製造責任者 | 法人番号 |
|---|---|---|---|---|---|
| 徳島 | 鳴門 | 株式会社本家松浦酒造場 | 鳴門鯛 大吟醸 | 松浦 素子 | 8480001010026 |
| 香川 | 坂出 | 綾菊酒造株式会社 | 綾菊 | 宮家 秀一 | 4470001006887 |
| 香川 | 観音寺 | 川鶴酒造株式会社 | 川鶴 大吟醸 | 羽豆 薫 | 2470001009834 |
| 愛媛 | 松山 | 水口酒造株式会社 | 仁喜多津 | 菊池 賢也 | 2500001004030 |
| 愛媛 | 松山 | 雪雀酒造株式会社 | 雪雀 | 徳永 良平 | 9500001000171 |
| 愛媛 | 今治 | 株式会社八木酒造部 | 山丹正宗 | 石田 将志 | 4500001012452 |
| 愛媛 | 伊予三島 | 梅錦山川株式会社 | 梅錦 | 竹内 祐司 | 7500001014561 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社仙頭酒造場 | 土佐しらぎく | 仙頭 竜太 | 5490002012857 |
| 高知 | 安芸 | 土佐鶴酒造株式会社北大野工場 千寿蔵 | 土佐鶴 | 佐井 昭夫 | 8490001006733 |
| 高知 | 安芸 | 土佐鶴酒造株式会社北大野工場 天平蔵 | 土佐鶴 | 岡田 仁 | 8490001006733 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社南酒造場 | 南 | 河野 幸良 | 3490002012974 |
| 高知 | 須崎 | 司牡丹酒造株式会社 | 司牡丹 | 浅野 徹 | 6490001005506 |
| 県名 | 税務署名 | 製造場名 | 銘柄 | 製造責任者 | 法人番号 |
|---|---|---|---|---|---|
| 香川 | 丸亀 | 西野金陵株式会社 八幡蔵 | 金陵 | 横田 圭市郎 | 6470001008188 |
| 愛媛 | 松山 | 水口酒造株式会社 | 仁喜多津 さくらひめ酵母 | 菊池 賢也 | 2500001004030 |
| 愛媛 | 松山 | 雪雀酒造株式会社 | 雪雀 純米吟醸 風恋 | 徳永 良平 | 9500001000171 |
| 愛媛 | 今治 | 株式会社八木酒造部 | 山丹正宗 | 石田 将志 | 4500001012452 |
| 愛媛 | 伊予西条 | 石鎚酒造株式会社 | 石鎚 | 越智 稔 | 2500001008873 |
| 愛媛 | 大洲 | 酒六酒造株式会社 | 京ひな | 武知 直之 | 1500001017751 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社有光酒造場 | 安芸虎 | 尾木 芳之 | 2490002012728 |
| 高知 | 安芸 | 菊水酒造株式会社 | 四万十川 | 大原 哲男 | 1490001008364 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社仙頭酒造場 | 土佐しらぎく | 仙頭 竜太 | 5490002012857 |
| 高知 | 安芸 | 土佐鶴酒造株式会社北大野工場 千寿蔵 | 土佐鶴 | 佐井 昭夫 | 8490001006733 |
| 高知 | 南国 | 株式会社アリサワ | 純米酒 文佳人 | 有澤 浩輔 | 8490001006056 |
| 高知 | 伊野 | 亀泉酒造株式会社 | 亀泉 高育63号 | 西原 一民 | 8490001005438 |
| 県名 | 税務署名 | 製造場名 | 銘柄 | 製造責任者 | 法人番号 |
|---|---|---|---|---|---|
| 香川 | 坂出 | 勇心酒造株式会社 | 勇心 | 久保 浩昭 | 1470001007806 |
| 愛媛 | 松山 | 桜うづまき酒造株式会社 | 風早 | 白石 博文 | 7500001000082 |
| 愛媛 | 松山 | 水口酒造株式会社 | 仁喜多津 純米 | 菊池 賢也 | 2500001004030 |
| 愛媛 | 松山 | 雪雀酒造株式会社 | 雪雀 純米吟醸 | 徳永 良平 | 9500001000171 |
| 愛媛 | 今治 | 株式会社八木酒造部 | 山丹正宗 | 石田 将志 | 4500001012452 |
| 愛媛 | 伊予西条 | 石鎚酒造株式会社 | 石鎚 | 越智 稔 | 2500001008873 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社有光酒造場 | 安芸虎 | 尾木 芳之 | 2490002012728 |
| 高知 | 安芸 | 菊水酒造株式会社 | 四万十川 | 大原 哲男 | 1490001008364 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社仙頭酒造場 | 土佐しらぎく | 仙頭 竜太 | 5490002012857 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社M川商店 | 美丈夫 特別純米酒 | 大場 史博 | 5490002012931 |
| 高知 | 安芸 | 有限会社南酒造場 | 玉の井 | 河野 幸良 | 3490002012974 |
| 高知 | 須崎 | 司牡丹酒造株式会社 | 司牡丹 | 浅野 徹 | 6490001005506 |
| 高知 | 伊野 | 亀泉酒造株式会社 | 亀泉 特別純米酒 | 西原 一民 | 8490001005438 |
高松国税局管内の清酒製造場が、1製造場につき吟醸酒の部、冷酒の部及び燗酒の部のそれぞれに1点まで出品できます。
| 部門名 | 規格 |
|---|---|
| 吟醸酒の部 | 令和6酒造年度(令和6年7月1日から令和7年6月30日)に自己の製造場で製造した吟醸酒の規格(清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)に規定するもので、純米吟醸酒を含む。)を有する付香味をしていない清酒で、原則として原酒 |
| 冷酒の部 | 自己の製造場で製造した平均精米歩合55%以上の市販酒規格の清酒 |
| 燗酒の部 | 自己の製造場で製造した平均精米歩合55%以上の市販酒規格の清酒 |
| 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | 全体 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 出品製造場数 | 5 | 6 | 13 | 12 | 36 |
| 吟醸酒の部 出品点数 | 5 | 5 | 11 | 10 | 31 |
| 冷酒の部 出品点数 | 4 | 5 | 12 | 11 | 32 |
| 燗酒の部 出品点数 | 4 | 5 | 13 | 12 | 34 |
| 出品点数合計 | 13 | 15 | 36 | 33 | 97 |
| 品質評価会(吟醸酒の部1審及び冷酒の部) | 令和7年9月16日(火) | ||
| 品質評価会(吟醸酒の部2審及び燗酒の部) | 令和7年9月19日(金) |
清酒製造関係者、独立行政法人酒類総合研究所職員、県工業技術センター職員、学識経験者及び鑑定官室職員ののべ23名(吟醸酒の部1審及び冷酒の部12名、吟醸酒の部2審及び燗酒の部11名)が品質評価を行いました。
| 所属 | 氏名 |
|---|---|
| 徳島県立工業技術センター | 岡久 修己 |
| 香川県産業技術センター | 大西 茂彦 |
| 高知県工業技術センター | 甫木 嘉朗 |
| 西野金陵株式会社 | 西原 幹広 |
| 川鶴酒造株式会社 | 羽豆 薫 |
| 株式会社八木酒造部 | 塩見 貴徳 |
| 水口酒造株式会社 | 菊池 賢也 |
| 梅錦山川株式会社 | 竹内 祐司 |
| 土佐鶴酒造株式会社 | 村田 暁彦 |
| 高松国税局鑑定官室 | 川口 勉 |
| 高松国税局鑑定官室 | 大野 雅幸 |
| 高松国税局鑑定官室 | 小松 祥平 |
| 所属 | 氏名 |
|---|---|
| 独立行政法人酒類総合研究所 | 金井 宗良 |
| 国立大学法人高知大学 | 小ア 大輔 |
| 愛媛県産業技術研究所 食品産業技術センター | 宮岡 俊輔 |
| 日新酒類株式会社 | 富山 聡弘 |
| 西野金陵株式会社 | 酒井 史朗 |
| 綾菊酒造株式会社 | 宮家 秀一 |
| 石鎚酒造株式会社 | 越智 稔 |
| 司牡丹酒造株式会社 | 浅野 徹 |
| 高松国税局鑑定官室 | 川口 勉 |
| 高松国税局鑑定官室 | 大野 雅幸 |
| 高松国税局鑑定官室 | 小松 祥平 |
製造場名等を伏せて提示された出品酒を、品質評価員が1点ずつきき酒を行い、香味の調和等を評価しました。品質評価時の品温は、吟醸酒の部は約20℃、冷酒の部は約10℃、燗酒の部は約45℃にそれぞれ設定しました。
吟醸酒の部では2回の審査(1審及び2審)を行い、1審の結果が上位のものを2審の対象とし、2審の結果をもとに優等賞を決定しました。冷酒の部及び燗酒の部では1回の審査結果をもとに優等賞を決定しました。



吟醸酒の部は、果実を思わせる香りときれいで軽快な味わいが調和した上品なものが多く出品されていました。
冷酒の部には穏やかな含み香とともに酸味のキレがよいものが多く、燗酒の部には温めることで米の旨味が口中に広がる燗上(かんあ)がりするものが多いなど、いずれの部門にも市場性に優れた高い品質の清酒が出品されていました。
出品酒における酒造条件については、昨夏の登熟期の高温の影響により、原料米が硬く溶けにくい傾向がありました。また、酒造期の2月には寒波が来襲する等、原料処理、麹造りから発酵管理にいたるすべての製造工程で細心の注意が求められる年でした。
このような条件の下、造り手の方々が高い技術力をいかんなく発揮され、今年も素晴らしい品質の清酒が出品されていました。
日程 令和7年11月6日(木)13時30分から14時45分
場所 高松国税総合庁舎 7階 第一会議室